我がフェティシズムの軌跡 11 〝なみ〟との出会い

2021年9月4日


PVCも抜群に似合う〝なみ〟
改めて惚れ直しちゃうな
今回は「〝なみ〟」のことについて話すね。

〝Y〟のようなフェティシストが幸せになれるかどうかは、良きパートナーを見つけられるかということも大きいよね。

物心ついたばかりの子供の頃からのフェチ(どんなガキじゃ!?)である〝Y〟は、当然、将来同じ趣味を分かち合える女性と一緒になろうと思っていた。でも、それって難しい。そもそも革やラバーに対するフェチの趣味を持つ女性って本当に少ないみたいだから、まず簡単には見つからないと思った方がいいかも…。

実際、〝Y〟は散々失敗してきたから。前にも話したように、それまで付き合っていた女の子たちに泣かれたり、怒られたり、どつかれたり…(それはないか…)、そして別れたり。相手を縛ったり拘束したり、猿轡を填めさせたりって、やっぱり普通は「変態」扱いされちゃうよね。いくら相手に怪我をさせないように細心の注意を払っているっていっても。

一時期はあきらめてたよ。まともな社会人として生活するには自分の趣味って、封印しなきゃいけないかもってね。

でも、やっぱり自分のフェティシズムは止められないと思ったから、そのとき、別の事をあきらめた。そう、結婚は無理だなって。結婚の方をあきらめたんだ。20代の頃。

ところが…。

あるとき、本当に不思議な縁でつきあい始めた「〝なみ〟」。生まれて初めて、一緒にいるだけでホッと心が安らぐ相手に出会ったんだ。そんな女性はそれまでいなかった。まるでずっと昔からお互いを知っているような不思議な感覚。

でも、あまりにも大切にしたい人だったから、逆に結婚は無理だと思った。だって自分はフェティシストだから。

だから、お互いが深い関係になって傷つく前に別れた方がいいかもしれない…そう思った。そこである時、告白したんだ。もしも彼女が受け入れられないのなら、今の段階ですぐに涙を飲んで別れてしまおうと…。それまで、何人もそれで実際に別れたから。ホント、苦しい体験ばかりしてきたんだよ。

ある夜、勇気を振り絞って言ったよ。

「〝なみ〟、俺って、実はこういう趣味があって…」

ところが、それを静かに聞いていた〝なみ〟。

「ふーん、そうなんだ。エッチの形って色々あるんだね。別に私はそれでもかまわないよ…」

しばらく、驚いて声が出なかったよ。なんて素敵な答えなんだ!なんて素敵な娘なんだ!なんて、なんて自分は幸せ者なんだ!

というわけで〝なみ〟が人生のパートナーになったんだ。

一緒になって改めて驚いたけれど、〝なみ〟はスレンダーだけど、美乳の美女。洋風のレザーやPVC、ラバーのコスチュームが本当に似合う娘だったんだ。一方、そんな恵まれた体を持っていながら、不思議なことに、〝なみ〟自身はフェチに興味はないし、SMにも。それどころか、うっかりするとエッチそのものにも興味ないかもしれない。正直言って、それを〝Y〟は物足りなく思うこともあるよ。でも、〝Y〟がすることに関してはそのまま受け入れてくれているんだ。だから〝なみ〟には常に感謝。

一緒になってもう何年も経つけれど、こうしていまだにフェチを追求できるのは幸せ。あの時、勇気を振り絞って言って本当によかった。それまでの苦しみも帳消し!

だからね、みんなも諦めないでね。今苦しんでいる人も大勢いると思うけど、きっと、きっと、いつかは自分にぴったりのパートナーが見つかるからね。

追記(2017年)
残念なことに、この記事を書いて数年後、様々な事情があり、〝なみ〟からはSM卒業宣言を受けることになったのだけれど、それまでずっと付き合ってくれた〝なみ〟に感謝しているよ。