革責め具の改良のために簡単なレザークラフトを始めてみた
サディスティックなデザインの首枷
〝ゆえ〟にぴったりのサイズに調整できたよ!
レザーボンデージが大好きな〝Y〟。30年以上前から買い始めた革の責め具、相当な数持っている。しっかりした本革の製品は何十年も長持ちする。
でも、実は、ある事情でほとんどお蔵入りとなっている製品もあるんだ。
その一つが首枷。
以前こちらの記事に書いたように、初めて革のボンデージを知った日活ロマンポルノの作品「女教師縄地獄」で主演の麻吹淳子が身につけさせられていた首枷。
これにものすごく惹かれて若い頃に購入した。
ハードな革の上下がトゲのようなデザインになっており、装着された奴隷は痛みを感じてかなりつらい道具。
ただ、サイズは意外と大きくて、バックルの穴を一番きついところにしても、ややブカブカになってしまう。
それが残念でお蔵入り。
さて、ある日、スリムで首が長い〝ゆえ〟を見ていてふと、首枷のことを思い出した。
あのデザインであれば、きっと似合うだろうと思うのだけど、サイズのことを考え、〝ゆえ〟ならもっとブカブカになってしまうだろうと思うと…。
でも、あきらめきれないなぁ…。
首枷、デザイン的には〝ゆえ〟に絶対似合うはず!
ぜひ着けさせたい!
そう考えたら、行動あるのみ!メーカーさんに持って行って、直してもらおう!
あれ?
これって、どこで買ったんだっけ?買ったのは相当昔だぞ!現在販売しているサイトをみると、アールさんも天ノ介さんも販売。
ということで、一瞬、思い悩んだ。でも、すぐに別のアイディアが。
そうだ、京都、行こう!
じゃない、(笑)
そうだ、自分でやってみよう!
昨今はネットのおかげで、レザークラフトに必要な道具や使い方を解説したサイトがたくさんある。おまけに、作業工程は動画でも学べる。凄い時代だねぇ。
そこで、必要な道具を最低限だけ買いそろえてみたよ。幸い、東急ハンズやユザワヤで簡単に手に入るし、通販ならAMAZONでも。
「女教師縄地獄」に登場した首枷
映画公開から40年近くたつけど
やっぱり良いよねぇ!
さて、その首枷、作業前に改めて〝ゆえ〟に装着して、サイズを検討してみる。
すると、幸いなことに、首枷に3つ取り付けてあるリング(リード、両手枷を取り付けるためのもの)の一つをとりはずし、その部分に留め金の部分を移動させればちょうどいいことがわかる。リング2つでも、それなりに責めは楽しめそうだからね。
そこで、リングの一つのハトメを道具で外し、そして、留め金部分のハトメも外す。
次に、留め金部分をもともとリングがとりつけられていた場所に、新しいハトメで取り付ける。そして、移動した留め金が元々ついていた穴は、そのままにしておくと格好悪いので、これも新しいハトメを打ち込んでおく。
おお!見事!まるで、はじめからこのサイズだったのではないかと思えるような仕上がり!
というわけで、次の調教で〝ゆえ〟に取り付けてみると…。
ぴったし!
しかも、スレンダーな〝ゆえ〟には実によく似合う。首の長さもある程度あるので、上下のトゲもさほど痛くはならず、それでいて、見ている方は加虐感を感じるデザイン!
これはいいね!
作業そのものは30分程度のものだったよ。レザークラフトとは言えないくらいに簡単な作業だけど、これで、使えなかった製品が甦ったのだからこんなに嬉しいことはないよ。
初期投資として数千円は道具類にかかったけど、いったん道具を買いそろえればあとは、消耗品としてハトメなどを買えばすむ。ハトメは10組でも数十円程度で手に入るくらいに安いしね。
今度はあの口枷のサイズを変えてみようかな…とか、あのボールギャグのボールを取り替えようかな…とか、夢と可能性はものすごく広がるよ。
というわけで、レザーボンデージがお好きな方は、レザークラフトの道具を持っているといいよね!
ただ、今回はごくごく簡単な直しだったからできた。少し複雑な直しになってくると、それはやはり、たとえば、天ノ介さんなど専門家にお願いした方が良いよ。また、メーカーによってはアール目白店さんみたいに自社で販売した製品の直しを安価にしてくれるところもあるしね!
首輪と、今回使った道具たち