〝ゆえ〟の小窓~31 かいがいしい奴隷
以前はもしかしてこんな姿の仕事をしていたのかも
と思わせるほどのかいがいしさ。
アルファイン602号室での〝ゆえ〟
愛奴の語るモノローグ、〝ゆえ〟の小窓、今回は「かいがいしさ」について。さっそくどうぞ!
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ご主人様が、時折言葉にしてくださる「かいがい(甲斐甲斐)しいなぁ」。
初めて耳にしたときは
(しまった…。余計なことをしてしまった…)と思い、暗い表情を浮かべたり、曖昧に笑ってみたり…といった反応をしていました。
それは、ご主人様が一体、どのようなお気持ちでその言葉をお使いになられたのかが、わからなかったのです。
どうやら、ストレートに嬉しい気持ちを【かいがいしい】に乗せてくださっていたようでした。
ようやく最近は【嬉しい!】とすぐに思えるようになりました。
でも、相変わらず【恥ずかしい…恐縮です】の気持ちもセットで付いてきますが…。
さて一体、〝ゆえ〟のどのような行動が当てはまるのか、例を挙げてみましょう。
その1:ご主人様が衣服等を装着された時に、着崩れたところを直す
その2:ご主人様の身体が凝ってしまった時に、揉んで差し上げる
その3:お道具の準備を、ご主人様に伺いながらもテキパキ行う
皆様、色々な人生を歩まれていらっしゃるので、【〝ゆえ〟の普通】は理解が難しいかも知れませんが、上記は〝ゆえ〟にとって当たり前な行動です。
育てられ方が、昭和越して大正?。
同姓からは【だめんず製造マシーンゆえ】の表現を頂くことが多かったので、ご主人様の前では、〝ゆえ〟なりにわきまえて、ちんまりしている事が多かったのです。
最近は、初期の頃よりもご主人様の前で本来の性格を出す事が増え、それに伴い、世話女房化してしまう〝ゆえ〟でもあります。
ご主人様の脱いだ靴を履きやすいよう揃えたり、跪いてお洋服の着脱をお手伝いするのは、ご主人様との間では日常となりました。
願わくば、ご主人様がだめんずになりませぬように……これからも、かいがいしくお世話させて頂きたいです。
おしまい
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一般的にS男性はまめな人間が多いとの話。料理好きも多いし、細かい手作業も得意。そうなると、S男性は案外だめんずとは縁遠いかもしれないよ。
だから〝ゆえ〟、安心して、思う存分、これからもご主人様にかいがいしく尽くすように!(^^)