ベルトで手軽に両手の拘束を……
ある日、調教に入る前、ご主人様である〝Y〟の服を脱がせてくれていた〝ゆえ〟。
ズボンのベルトを外すと、それをそのまま眺めて、撫でるように触り「柔らかくて気持ちの良い質感ですね!」と言う。
「うん、長年使ってきているからね」と答えるご主人様。
「あ、そういえば……」と〝ゆえ〟。
「いつか、マスタピさんが海外の動画をリツイートされていて、ベルトを手枷がわりにしていらっしゃいましたね……」
あぁ!〝ゆえ〟は以前、そんな話をしていたね。ツイッターでフォローはしているけれど、タイミングが悪かったのか、残念ながら、〝Y〟はそのリツイートを見た記憶が無かった。でも、その発想と要領はわかる。
となると行動の早い〝Y〟。〝ゆえ〟の手からベルトをもぎ取ると、あっという間に〝ゆえ〟を後ろ手で拘束。
最初はぐるぐる巻きの要領で両手に巻き付けたら、案外するっと手が抜けてしまう。
そこで、まず片方の手にベルトをきつめに巻き付け、その上でもう一方の手にも巻き付ける。その上で全体を巻き、ベルト穴で固定。ちゃんと穴にピンが入る。うん。これなら完璧!
「ご主人さまぁ……、手が、手が、きつく拘束されていて、本当に動かせません」と〝ゆえ〟がしおらしく言う。
これは手軽!!
うつ伏せにさせる。そして尻を突き出させる。
こんなとき、〝ゆえ〟に身につけさせているオールインワンは股の部分がむき出しになるので、とっても淫靡。そして、この姿勢だと、ウエストのくびれとお尻が大きく強調される。
これは興奮!!
そして、その不自由になった手にご主人様の大きくなったモノを握らせ、そのまま手コキご奉仕をさせる。
うつぶせ状態で、しかも手を拘束されていると、当然、動きは鈍くなる。
当然、その後には罰が待っている。
これは楽しい!!
「ダメじゃないか、そんな手つきじゃ……。これは罰を与えなきゃな」
と、そのまま突き出されたお尻に鞭を飛ばしても良いし、そのまま突き出されたお尻、大きくなったご主人様のものをねじ込んでも良し。
と、まぁ、日常生活のどんな製品も手軽に便利な責め具になってしまうところが、このSMという趣味の楽しさだよね。
楽しいプレイの始まりだったよ!