自分の容姿にコンプレックスを持つ従者に対し、主が考えた事
〝ゆえ〟の小窓をご覧の方はご存知のように、〝ゆえ〟、自己肯定感はもの凄く低い。彼女の言葉を借りればかつては「自分自身を、虫けらかゴミだと思っていました」というくらい(こちらの記事)。
その自己肯定感の低さは容姿についても当てはまるようなんだ。
まず明言しておきたいのだけど、ブログをご覧の皆様もお気づきのように〝ゆえ〟の容姿は悪くない。
いや、〝Y〟が最初の出会いで激しく一目惚れしたくらいだから、美形だと言って良いと思う。
すらりとした細身のモデル体型、大きな瞳、鼻の形の良さ、唇の形、さらさらの髪の毛、そして、肌のきめ細やかさ。もっともご主人様の主観によるものだから、他の方がご覧になると「〝ゆえ〟さんのここは苦手だなぁ……」というところはあるかもしれない。
でも、〝Y〟は美形だと思うんだ。
ところが本人に言わせれば、
「痩せすぎています」「鼻の形は子どもの頃にからかわれました」に始まり、色々と出てくる。そして結論は「私、容姿は全くダメなんです」と落ち込む。
最初は軽い冗談かと思ったほど。でも、いたって真面目に答えている〝ゆえ〟。
いくら「そんなことはない」と言っても本人はかたくな。
なぜだろう……と、考えていて、ある一つの仮説が出てきた。
実はいままで多くの女性を見てきて、そして話してきて思うんだけど、女性のかなりの割合の人が自分の容姿を「引き算」で見ているような気がする。
特にM性を持つ女性は。
「100点満点」という仮の理想があって、そこから、「減点法」でマイナスを一つ一つ数えていく。そして、自分の容姿に自信がなくなってきてしまう。
「**の形が良くないわ」とか、「**がこうだったら良かったのに」などなど。そうして一つ一つあげていくと、きりがなくなって、最後に「ああ、だから私って、やっぱりだめなの」という結論に。
そして自己採点結果は「0点」になってしまう……どころか「マイナス」になってしまう人も!
以前も紹介したこの写真を見ても
〝ゆえ〟はご主人様の好みにドンピシャ
なんだよねぇ!
でもね、逆に、かなりの割合の男性が女性を見る場合は「減点法」でなく、「加点法」じゃないかなと思うんだ。
「ああ、この女性は瞳が素敵だ」とか、「この細い身体は好みだな」とか、あるいは「肌が綺麗だな」とか。
さらに、男性の場合、ある1点を気に入れば、それだけで総合得点が100点満点になってしまうこともあるような気がする。フェチな傾向を持つ男性は特にそう。
たとえば鼻の形がドンピシャの好みであれば、他の要素は関係なく、その女性に惹かれる……という具合。
つまり容姿に関しては、女性の自己評価と男性が女性を評価する内容にはギャップがあると思う。
だから、自分の容姿にコンプレックスを持って落ち込む女性たちには、「いやいや、自分の中で1点だけ納得できる部分があれば、それで良いじゃない!他は気にする必要はないよ」と、かつてアドバイスしたこともあったけど、なかなか納得してもらえない。
そもそも100点満点の容姿を持つ女性なんて存在しないと思うよ。
それに、男性の好みも様々。例えば中肉中背の体型が好きな男性もいれば、太めの体型が好きな男性も。そして〝Y〟の様に、痩せた女性が好きな男性も。
〝ゆえ〟にはいつもそう話している。でも、長年培ってきた自己肯定感の低さはなかなか打ち砕くのは難しい。
結局、根気強く、時間をかけて話していくしかないよね。
容姿だけじゃなくて、性格だとか、行動とか、いろいろな面でコンプレックスを持っている従者。
それが最終的に解消できれば、いや、せめて少しでもやわらげることができれば、主にとっても大いなる幸せだと思う。