セックス中に「真性異言(xenoglossis)」のような不思議な体験をした二人

2023年3月25日


この日はこうした快楽責めから始まった

(注:〝Y〟も〝ゆえ〟も普段は科学的&合理的思考をしている人間だけど、今回はちょっと不思議な体験を話すよ。苦手な人はこの項目は飛ばしちゃってね!)

ご存知のように〝Y〟の〝ゆえ〟への調教は快楽責めが中心。

本人が降参するまで徹底的に快楽を与え続ける。これって、実はかなり苦しい責め。

その日もそう。

手足拘束をされた〝ゆえ〟の乳房には乳首ローターとして名高い「U.F.O.SA」がセットされ、そして、下半身のアソコにはこれまた名高いバッハ・ローターが当てられる。そして「やわらかまんぼう」の挿入。

この状態で、何度も繰り返す寸止めから始まり、やがて、絶頂の連続、それを精根尽き果てるまで続けられる。

やがて動かなくなる〝ゆえ〟。

手足の拘束を解き、少し休憩を。

ベッドに横たわった〝ゆえ〟の身体は連続オーガズムの余韻で、まだ痙攣を続けている。

その姿を見ていてついつい興奮が高まる〝Y〟。

「おい、休憩を続けるか?それとも俺のものが欲しいか?」

うぐぐぐ」と言葉にならない反応をする〝ゆえ〟。そこで勝手に「ご主人様のものが欲しいです」と言ったのだと解釈し、挿入する。

後で話してくれたけど、〝ゆえ〟、実は「休憩させてください」と言ったつもりだったらしい。でも、後の祭り(笑)。

膣の締まりがいつもにも増して凄い。そして、痙攣のたびに膣がさらに締まる。実に心地よい。

ゆっくりと腰を動かすとすぐに〝ゆえ〟が快楽のうめき声を再び上げ始める。

その日、ふと思い立って部屋の明かりを少し暗くしてみる。いつもは明るい中でエッチしているので、これはちょっと異例。

そして、30分くらい挿入を続けると、なんだか〝ゆえ〟の反応がいつもと少しだけ違う。しっかりと〝Y〟の身体を両腕で掴んでくる。普段はエッチの最中は力が抜けてご主人様の身体に触れることもできないのに。

そして、なんと突然〝ゆえ〟の目に涙が溢れ、流れ落ち始める。

そのとき、〝ゆえ〟の言葉を聞いて驚くご主人様。

日本語じゃない言葉をしゃべっている!

いや、確かに最近は絶頂を迎えた状態で〝ゆえ〟が日本語に聞こえない言葉のようなものをうわごとのようにしゃべるのを聞いていたけど……。

でも、それは快楽のあまり口がうまく動かなくて、そうなると思っていた。

でも、今日のこれは明らかに別の言語だ。しかも英語だ!

なんで!?


痙攣を続ける〝ゆえ〟

このあと、拘束具も外し
裸にさせて挿入したら……

〝ゆえ〟は日本生まれの日本育ち。英語とは縁もゆかりもない。いや、学校教育と塾で習った程度。

それが、快楽の世界をさまよいながら息も絶え絶えになっている状態で言葉を発するのだけど、それが特定の英語の表現に聞こえるから不思議。

しかもその英語が……。

実は〝Y〟は若い頃、海外の英語圏で生活していたことがあるので、英語の聞き取りは標準的な日本人よりはできるはず。

その耳で聞くと、〝ゆえ〟が話す英語、普段日本人が発する英語の発音とはレベルが明らかに全然違うんだ。音の響きがまさにネイティブの発音。しかもイギリス英語。驚いた!

もしかして、これはいわゆる「真性異言」と呼ばれるものだろうか?

やがて〝Y〟も射精し、しばらく休んでいると、やがて〝ゆえ〟の意識が戻ってくる。

さきほどの〝Y〟の驚きを知ってか知らでか、〝ゆえ〟、すぐにこんな話を始めたんだ。

ご主人様、不思議なんです。さきほど、絶頂の中で、頭の中では日本語で「気持ちいいです!」と叫ぼうとするのに、口をついて出るのは〝ゆえ〟の知らない言葉なんです。しかも、〝ゆえ〟の気持ちがいつもとは違っていてご主人様がご主人様でない別の人に見えて、そして、それでもその人は姿は違うのにご主人様だと分かっていて……。

そして、この人と抱き合ってセックス出来ているんだ……って、その幸せが、本当に手から離れてほしくなくて……しっかりとご主人様の身体をつかんでいました。

そして、こうして『また出来た』という思いと共に涙が出ました……。でも、『また出来た』って、どういう意味なんでしょう?意識が普段に戻った今の自分には理解できないんですが、そのときの自分にはそれが良く理解出来ていたんです。

普段はセックス中にご主人様の身体を触ったり抱いたりできないのに、今日はなんだか自分がいつもの自分じゃなくなって、積極的な外国の女性のような別の自分になっていて、ご主人様の身体を触っていたように思います

繰り返すけど、〝ゆえ〟も〝Y〟も特定の宗教は持たない。そして、科学的、合理的な思考を重んじるタイプなので、スピリチュアルな話や超心理学などの話を無条件に信じているわけではないよ。

そして、〝ゆえ〟は英語を話さないけれど、普通に学校や塾で英語を習っていたから、厳密に言えば「真性異言」とは言えないだろうね。ただ、平均的な日本人としては、あれだけの見事な発音が出てきたのはとても不思議。

後日、念のために、普通の状態の時に、同じ英語の表現を〝ゆえ〟に発音させてみたけれど、今度は典型的な日本人の発音だった。あの時はどうして突然にネイティブになっちゃったんだろう!?

今回のこの体験、様々なスピリチュアルな解釈もできるのだろうけど、前述のような二人だからここではしないよ。普通に解釈すれば、ただただ不思議な「偶然の産物」。

でもね、今回書いた事は事実!

それにしても、こんなことあるんだねぇ。

深いセックスというのは、本当に不思議な世界を見せてくれる。以前は〝Y〟自身も〝ゆえ〟とのセックスで不思議な体験をしたことがあったしね(こちらに書いたよね)。

ただ、一つ言えるのは、もしかしたら〝ゆえ〟と〝Y〟は猛烈に相性が良いのではないかということ。だってこんなにも不思議で深い体験が繰り返しできるのだから。

そんな思いを強くしたセックスだったよ。