ゆえ:「面倒な女でごめんなさい」 Y:「いや、だからいいんだよ」
〝ゆえ〟が精神的に落ち込んだ時というのは、我々の関係がしばらくストップし、〝ゆえ〟からの連絡も途絶えがちになる。
そんなとき、〝Y〟が様々な方法で〝ゆえ〟とのコミュニケーションを取ろうとする。
すると、〝ゆえ〟がこうつぶやくことがある。
「私が面倒な女でごめんなさい」
いやいや、面倒結構、大いに結構!
もともと〝Y〟は「面倒くさくなくて都合の良い女」なんて求めてないし!
そもそもSMを志向する人というのは、なにかと「面倒」な人が多いのではないだろうか。
〝Y〟もそう。
見た目には、品行方正。常識人で優しい人で通っている。人に迷惑をかけまいと気を遣う。一方で、実は内面はかなり「いびつ」。
内実は「S」。そして、嗜好は単純でなく複雑、そして、性の道徳観など、裏の顔や考え方は社会のメインストリームからは外れている。
一言で言えば「面倒な男」だと思う。
だからこそ〝Y〟はSなんだと思うし、きっと〝ゆえ〟もそうだからMなのだと思う。
規範から外れてないと、フェミニストでありながら女性を鞭で打ったりしないでしょ。しかも笑顔で。(笑)
自分の内に秘めた欲望と情熱は、実社会に出したら面倒この上ない!それを秘密の関係で無事に処理しているようなもの。
だからパートナーのMである〝ゆえ〟に対しても、当然のことながら、社会的な規範、たとえば相手に面倒をかけない……なんてことを〝Y〟との裏の関係においては求めていない。
もちろん、社会人としての表の顔としてはきちんとしてくれている。
でも、人の知らない裏の面では〝Y〟同様に〝Y〟に対しては大いにわがままになってくれていいと思っている。
だからこれからも〝Y〟の前では面倒な女で居続けてくれて良いと思うんだ。

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