パニックは突然やってくる!だから常に対処できるように観察が大切
その日は〝ゆえ〟に革の全頭マスクを装着させていたんだ。口の部分だけが空いたマスク。そしてその口にはボールギャグを。
相当な拘束感を本人は感じているはず。
ただ、日頃からマスク類が大好きな〝ゆえ〟。楽しんでくれているように見えた。
そして、身体はエナメルのボディースーツ。かなりタイトなものであり、身体の締め付けもキツイ。
手にはPVCのロンググローブ。そして足にもニーハイブーツ。いずれも細めで腕と足を締め付けている。
つまり、〝ゆえ〟の身体は全身が締め付けられているという様相。
いままで、そのどれを取っても問題ないはずだったのけど……
ベッドで大の字に拘束され、動けなくなっている〝ゆえ〟に快楽責めを施していく。
クリにローター、そしてボディスーツからあらわになっている乳首にもローターが。
ボールギャグ越しに聞こえている喘ぎ声が次第に大きくなっていく。
そして、膣にやわらかまんぼうを挿入してかき回す。
「うぐ~~~」と呻く〝ゆえ〟。
いつもの楽しい一時……のはずだったのだけど、なんだか様子がおかしいぞ。
あれ?これは要注意かも……。
やがてうめき声とともに身体を左右にバタバタと振り始める。
NGの合図だ。
すぐに責めを止めて全身の拘束を解き、身体に装着しているものはすべて外す。
どうもパニック状態になっているようだ。
しばらくゼイゼイとあえぎながら息をしている〝ゆえ〟。やがて、落ち着き始めた。
「すみませんでした」とまず謝る〝ゆえ〟。
いやいや、謝らなくてもいいよ。どうしたの?という問いに、
「実はパニックになってしまって……。いつもなら大丈夫なはずのマスクですが、高めの室温のせいか、身体がなんだか熱いなぁと思い始めたら急にマスクで見えない不安感が強くなって。すると履いているニーハイブーツの締め付けが急に強く感じるようになったんです。そうしたら手足も拘束されていますし、不安感が一気に高まって……」
まさにパニックだ!
すぐに全身の拘束を解けたから良かった。でも、こうした責めというのは本当に相手の反応を良く見ていなければならないのは当然にしても、いままで大丈夫だったことが、ちょっとした状況の変化だったり、本人の体調だったりしてダメなときもあるということも常に考えてなきゃいけないのだと実感。
だから、Sは常に注意深く相手のMの反応を観察すべし。
ひさしぶりに教訓をかみしめたよ。
そして次からはもっと早くパニックの兆候を察知しなければ……と、反省のひとときでもあったんだ。

フェイスクラッチマスク(写真下の製品)



