様々な人生を行き来するオーガズム~1 突然、強烈なフェラを体験
注:
今回も〝ゆえ〟と〝Y〟が体験した事実をありのままに書くけれども、苦手な人はスキップしてね。あるいは、フィクションだと思ってくださっても良いよ。
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前回、深いオーガズムと催眠療法(ヒプノセラピー)の類似性について話したよね。
https://tokyobondagelife.com/0414-orgasm/
オーガズムがずっと続くと、やがて、〝ゆえ〟の中に別の人物のような意識が出てくることがある。
時間をかけて色々と調べてみたけれど、いわゆる解離性同一性障害(多重人格障害)とは大きく違う。
しかも出てくるのは、セックスで身体と精神がリラックスして、オーガズムの海を泳いでいるかのように、快楽がずっと続いている時に限られる。
さらに、現れる意識は今のところ複数いるみたいだけれど、同じような意識が何度も現れている。
その中の一人、例のイギリス英語を話す女性、かなり性に関しては積極的。
おそらくその人だと思うのだけれど、ある日のこと。こんな不思議な体験を。
その日、拘束された〝ゆえ〟にいつものように快楽責めを続けていた。
そして、〝ゆえ〟がいよいよ限界に達したと見たご主人様、〝ゆえ〟に言ったんだ。
「そろそろ俺のものをおまえのアソコに入れてやってもいいぞ。騎乗位になれ!」
〝ゆえ〟に施された縛めを解く。
意識が半濁しているように見える〝ゆえ〟。
ゆっくりと、ぎこちなく身体を動かして、仰向けになった〝Y〟の身体にまたがるような動きになる。
ところが、突然、そこからフェラを始めてしまう。
え?なぜフェラチオ?
命令してないけど……。
しかも、〝ゆえ〟の顔つきが突然真剣なものに変わった。
そして、一心不乱のフェラ。さきほどまでフラフラだった身体がウソのよう。
ん?何が起きた?
いままで経験したことのない凄まじい
快感を生み出すフェラをしてくれる
やがて、そのフェラはいままで〝ゆえ〟がしたことのないような、もの凄いテクニックに……。
自分の軟口蓋にペニスの先端を当てて頭を上下に振り、擦り続ける。
うわぁ、強烈な快感だ!!!
そして、急に口の中でペニスをゆったりと泳がせる。
今度は、刺激ではなく、柔らかさにペニスが包まれて、まるで水の中を浮遊するかのごとく。
なんて快感なんだ!もの凄い動と静のコントラスト!
その二つを中心に様々なテクニックが披露される。
強烈な気持ち良さ!
その時点でご主人様は気付いた。
これ、〝ゆえ〟じゃないぞ!別の人だ!!
しかも、なんだか、この感覚、知っているような気がする。
いや、今の人生じゃないぞ。きっと。
そして、なぜか、頭の中にある名前が浮かぶ。彼女の名前は「K********(略してKさんと書くね)」のような気がする。
まだまだ続くフェラ。いままで〝ゆえ〟はこんなに長時間フェラをしたことはあまりなかったはず。
このままでは〝ゆえ〟の身体が疲弊してしまうと心配し、中断を命じる。
「おい、フェラはもう十分に満足したから、おまえの中に入れるぞ」
素直に従って騎乗位になった〝ゆえ〟、あるいは「K」さん。
そこで尋ねてみる。
確か今までの経験から日本語で話しても英語を話す「K」さんには通じるはず。
「俺か〝ゆえ〟に、何か伝えたいことがあれば、言っていいぞ」
しかし、〝ゆえ〟、あるいは「K」さん、何か言おうとするのだが、言葉にならず。
やがて、完全に果てた〝ゆえ〟、あるいは「K」さん。
ご主人様も先ほどのフェラの威力か、いつもより短時間で果てた。
しばらく泥のように眠る二人。
やがて、目が覚めて〝ゆえ〟が話してくれた。
やはり、今回は外国の女性が現れたんだって。しかも、思った通り、今まで何度か出てきている気の強い女性のよう。
〝ゆえ〟に「フェラは私の方が上手よ。こうするのよ!」と見せつけるようにして、急にフェラを始めたらしい。
〝ゆえ〟への教育という意味と、その彼女自身の〝Y〟にフェラをしたいという強烈な欲求が混じって、行動に移ったみたいだ。
それならそれで良いけれど、一つ困ったことがある。
〝ゆえ〟、この現象が起きた時、セックスの直後はまだ別人と自分の二人の意識が両立しているので(そんなに長い時間ではないけれど)、気持ちが若干混乱してしまうことが過去にもあったらしい。そして今回も。
そこで、〝Y〟はある行動を取ってみた。その話は次回に!