革具の話04 フェイスクラッチマスク

2021年9月4日

革具の中でも顔面部を拘束する道具とういうのに思い入れの深い〝Y〟。特にボールギャグは料理でいえば、お米のような「基本のき」。逆に贅を尽くしたものといえば…「フェイスクラッチマスク」。

この製品、80~90年代のSMビデオなどでもよく見たでしょ。

たとえば


「ボディコンハンター4 野村理沙」(シネマジック)
あるいは


「被虐隷嬢 水沢ひとみ」(シネマジック)
もう一つ


「調教舌人形(クリニンガ) 藤岡未玖」(シネマジック)
金属の排水口を使って、強制的に口を開かせるグッズ。おまけに、頭にそれを固定する皮のベルトなどには鋲が打ち付けてあって、かなりパンクな印象も与えるからイメージは強烈。

これを装着される方も、かなり大きく口を開けさせられるし、しかもその排水口にはゴムの栓が付いているから声を出しても、くぐもって聞こえる。で、その栓をとればそれまで口の中にたまった唾液があふれ出すというこれもまた魅力的な仕様。

また、鼻を取り囲む逆Y字ベルトの幅が狭いので、鼻孔が大きめな女性も強制的に細く小さくされてしまう。これも魅力。また、全体に鋲が与える攻撃的な印象とは違って、全体に固定用のベルトは細いので、かなり繊細な印象も持ち合わせている。これはよぉく見て発見できる意外な魅力。

口舌奉仕にも欠かせないグッズだし、さらに強制的に水を飲ませたりするのにも使える。

とにかく、M女性はかなりな被虐感を味わい、S男性はそれを楽しむことができるという優れもの。

発売されて何十年も経つけど、いまだにこの魅力には抗しきれないファンが多いと思うよ。

で、以前は同じデザインのものがいくつかのお店から出ていたように記憶している。

たぶん、〝Y〟は初代を六本木セビアンで買ったような記憶があるよ。今のは2代目でどこだったけかなぁ…。

ただ、この製品、魅力的な反面、幾つか気をつける点と工夫すべき点もあるのは確か。

初代は口の部分、ゴムが貼り付けられていて金属に直接歯が触れないような配慮がなされていたけれど、2代目からは金属むき出し。これはちょっとヤバい。愛するM女の歯に傷がついたら取り返しがつかないもんね。だから、2代目は近所のDIYショップでゴム板を買ってきて、それを巻き、さらにスポンジ状のクッションも巻いて使っているんだ。この製品にはマストの配慮といえるだろうね。皆さんも気をつけて。

それと、頭部を通すベルトが縦に一つだけなんだ。これが結構、ずれて外れやすい。プレイがだんだん興に乗ってきて、いよいよ…というときに突然はずれたら…。がっかりだよね。

そこで、例えばアールなどが出している「特口枷」などの額から後頭部にかけて横に固定するベルトを拝借して取り付けるというのは良い手。確かMikeyさんのビデオでも同じ工夫をしていたので「考える事は一緒だなあ…」と思わず笑顔でつぶやいちゃった記憶があるよ。〝なみ〟に装着したらこんな風に…。額のベルトのおかげでしっかりと固定できるんだ。

もう一つ、パンクとまで言えないかもしれないけれどとがった鋲を多用していて、それがデザインの魅力になっているんだけど、これを〝なみ〟に取り付けていて、正常位で向き合うと、時に鋲が凶器になって〝Y〟の額を直撃…なんてことも。だから、一番ぶつかりそうな部分の鋲だけは外しておいた方が無難かもしれないね。プレイで怪我だけはしないようにね!

さらにもう一つ。
アゴの部分のヒモ、短すぎるように思うんだ。もう1~2センチほど長くしてくれれば締めやすいと思うんだ。実際、上記のビデオを見ても、多くの場合アゴの部分のヒモは外れていることが多い。大好きな製品故に、今後は改善してもらえると嬉しいな。

あ、もう一つ。
口舌奉仕の際は、意外と金属の部分にカリが当たると痛いんだ。口の栓は口舌奉仕用というよりは、聖水プレイなど液体を強制的に飲ませるためのものと理解した方がいいみたいだね。

で、この製品、いろいろなバリエーションがあるんだ。たとえばこちら。

「花と蛇 杉本彩」(東映)
そう、鼻から上のハーネスをとった形。これもシンプルで悪くない。有名なところでは写真のように「花と蛇」で杉本彩が装着させらていたよね。とても効果的に使われていたな。ゴムの栓を改造し、強制的に水を飲むようチューブがつながれていたよね。

で、さらにバリエーションといえば、まずエピキュリアンや前回このブログで触れたわいえふ工房の製品も。わいえふ工房の製品は口の部分がボールギャグや他の責め具に代えることもできるのが秀逸。

ってなぐあいに、いろいろとバリエーションはあるけれど、自分の体験としてはこのフェイスクラッチマスクが初めての商品だったので、やはり思い入れも強いんだ。そしてその初代とほぼ同じデザインを守って作っているのが天ノ介さんのショップ。今でも売っているというのはもしも今所有しているのが壊れたとき…と考えると安心だよね。

このデザインを支持している人が多いということでもあるんだろうね。もしかしたらセビアン時代も天ノ介さんが作っていたのかもしれない。

とにかく今でもよく使っている道具だし、その満足感は大きいな。

というわけで今回の革具の話はフェイスクラッチマスク、これにておしまい!次回をお楽しみに!