革やラバーの愛好家とレーシック
こうして、磔のまま、絶頂に達して崩れ落ちた
〝ゆえ〟の姿を肉眼で楽しめるのも、
レーシック手術を受けたおかげ
〝Y〟はずっと昔にレーシックという手術を受けたんだ。
ご存じの方も多いと思うけれど、近視を矯正するための手術。事前検査を受けておけば、日帰りどころか、2時間くらいの病院滞在でできてしまう手術。お値段も両眼で10万円台だったんだ。おかげで裸眼で0.05だった視力は1.5に。
もちろん、近視の人はみな純粋に日常生活に支障があるからと思ってレーシックを受けるんだけど、〝Y〟の場合には普通の人と違う動機があったんだ。
それはSM。そう、革拘束やラバー拘束の趣味。
だって…、
素敵な革具やラバーを身につけている愛奴を責めているのに、こちらはメガネをかけなきゃそうした「ギア」がよく見えないなんて…こんな不便な事はないよ。メガネそのものもわずらわしくてプレーのじゃまになるし、交合の時にベッドの上でメガネをかけているのも自分で興ざめしちゃうんだよね。
だから、裸眼で相手を責められたらどんなに素敵だろうとずっと若い頃から思い続けてきたんだ。
さらに、ラバーの場合、せっかく相手も自分もラバースーツをつけて感覚を楽しんでも、視覚的にあの黒いアヤシイ光沢や美しい質感がぼやけて見えるなんて言語道断。さらにいえば、ガスマスクなどをかぶるのに、やはりメガネは障害になってしまう。でも、メガネを外してマスクをつけると何も見えないし…(マスクによってはとりつける矯正用のレンズもあるけどね)。
かといって、コンタクトは激しい性行為にはふさわしくないし…。
これはもう、レーシックしかないでしょ!?
そんな不純(?)な動機があればこそ。普段は、「病気でもないのに親からもらった体にメスを入れるなんて!」と思っている人間だけど、結局、手術台の上にのっちゃったんだ。
その結果。
本当に良かった!(友人の中にはうまくいかなかったという人もいるからクリニック選びは慎重に!)
手術を受けた人の多くが言うけれど、まさに「世界が変わった」よ。まるで生まれ変わって、新しい人生を得たように。
実際、手術後にもう一つ念願だったダイエットを実現して標準的な体型になったところで、念願のラバーキャットスーツを購入したし、ガスマスクも何種類も購入。
それ以降、いよいよフェチ、SMの世界も本格化したというわけ。
というわけで、同じ嗜好を持つ近視の皆さん、レーシックも視野にいれてみては?
ただ、それなりのリスク(手術にともなう感染症などのリスクは他の手術に比べれば格段に低い、つまり「超」安全な手術と言われているけどね…。以前起きた「銀座眼科」の事件は特異な例なんだって)と見え方の個人差はあるから、しっかりと調べた上で、ちゃんとした病院で受けてね。〝Y〟は責任はとれないからね。
本をしっかり読んだり、ネットで「レーシック」「体験」などと複数語検索するといろんな人の経験談がわんさか出てくるから、ぜひ見てみてね。