物理の本でボールギャグの神髄を知る!?
この本のおかげで〝ゆえ〟の
ボールギャグに対する理解が進んだ!
ボールギャグが大好きな人、集まれ!!
と呼びかけると、かなりの人数が集まるんじゃないかな。今やSMでは定番の道具。
このボールギャグについて、1990年代に熱い論争が繰り広げられたのを覚えている人、いる?
名付けて「ディンプル論争」。
それまで、割合つるつるした表面が多かった穴あきボールギャグに、いつのころからか、細かい凸凹があるものが出回ってきた。そう、そのデコボコを「ディンプル」と呼ぶんだ。
このディンプル付きが苦手という人が結構いる。何を隠そう〝Y〟もそう。
理由は簡単。涎のテカリが軽減されてしまうから。
そう、ただ、それだけの理由。
それに賛同する方も多く、かつてSM関係の掲示板で「俺はディンプル反対だ」「いや、俺はディンプルが好きだよ!」と賛否両論繰り広げられたというわけ。
おそらく「苦手派」に賛同する人が多かったのか、最近はディンプルつきのボールギャグ、あまり見かけなくなっちゃったよね。
そんな話をあるとき〝ゆえ〟に何気なく話していたのだけれど、〝ゆえ〟、ちょっと小首をかしげている。
その日はそれで終わったのだけど、その後のある日、〝ゆえ〟が嬉しそうにある一冊の本を持ってきた。
「ご主人様のおっしゃっていたディンプル、ようやくわかりました!」と一言。
その本、「図解 眠れなくなるほど面白い 物理の話」というもの。
その84ページに「ゴルフボールの表面のへこみのワケは?」と題された一文。そして隣のページにはゴルフボールの図解が。
二つのゴルフボール、一つはツルツル。ゴルフが登場した初期の頃はこうしたボール。ところが、その後、使い古して傷が一杯あるボールの方が飛距離がでるということがわかってきて、わざとへこみを着けるようになったとか。そうしてできたのがもう一つのディンプルがあるボール。つまり、表面がでこぼこになっている。
結果、ディンプルつきのボールは「整流効果」により、「空気抵抗」が減ることで、より遠くに飛んでいくことができるという説明が、空気の流れと共に図解されている。
ほぉ、これはわかりやすい!
「ご主人様のおっしゃっていたディンプルって、こういうのを指すんですね!」とスッキリした表情の〝ゆえ〟。
そうなんだよ。ゴルフボールでは必須のディンプル。
でも、SMプレイにボールギャグの飛距離は必要ない……。だからボールギャグはやっぱりディンプルがない方が良いなぁ……。ヨダレの流れる距離は長い方がいいけどね。(爆)
ということで、冒頭の写真のように、熱心に本を読んでいる奴隷に、やっぱりディンプルなしのボールギャグを噛ませてしまったよ。(笑)
さらに〝ゆえ〟はこんなことも言っていた。
「この本のこのページを偶然に見て、すぐにボールギャグのことを思い出してしまいました!」
こうした学問の本を読みながらも、ついつい、まずはSMを連想してしまう奴隷。
優秀だなぁとご主人様も感心しきりだったよ。(^^)