Leather Bondage(レザーボンデージ)の基本とも言える革の手足枷に思う
革の拘束具、中でも手枷や足枷を見ると時に感慨を覚えることがあるよ。
愛用しているのはアール目白店さん(奴隷市場ブランド)の手足と足枷。非常に丈夫に作られており、見た目も良いけど、耐久性も素晴らしい。
見た目のインパクトが非常に強いので、着衣で、これを装着されただけでも、相当な拘束感や被虐感を感じるみたいだ。責める側としても、相当な加虐感を感じる。手枷一つで、あっという間にSMの世界に没入できる。
〝Y〟の持っているのは一度買い替えて2代目だけど、それでももう10年以上使っている。
あるとき、眺めながらしみじみと感慨にふけっちゃった。
良い具合になってきたなぁ……って。
どういうことかと言うと……。
手足枷、さすがに分厚い革を使っているので、購入当初は驚くほど固いんだ。
同じ手足枷を買い替えた時も、はっきり覚えているけれど、「え?こんなに固かったっけ?」と、一瞬驚いたくらい。
その後まもなく〝ゆえ〟と出会い、〝ゆえ〟も、その固さには驚いたんじゃないかな。だから、相当な拘束感を与えてきたはず。
そして、使っていくうちにどんどん身体に馴染んでくる。おそらく責め苦や快楽で流す〝ゆえ〟の汗を吸ったり、あるいは、何度も何度も着脱を繰り返すうちに革が柔らかくなってくるのだろうね。
今では、当初の固さは感じず、装着部も柔らかい感じ。
でも、しっかりと拘束するので、もはや身体の一部となったような感覚かも。
これこそが革の大きな特徴だよね!
使えば使うほど味わいが出てくる。
前回は20年使ったんだ。革はまだ丈夫だったけれど、金具が壊れちゃった。当時レザークラフトをやっていれば、金具だけ取り換えることもできたろうし、お店に持って行けば修理してもらって、さらに何十年も使えたと思うよ。
今使っている手足枷、〝ゆえ〟の汗を吸い、さらにやわらかくなって手足首を包み込みながらも、しっかりと〝ゆえ〟を拘束し、これからもずっと楽しませてくれるに違いない。
革具の成長ともいえるこの変化もまた楽しみだよ。