SMプレイ中に地震に遭ったら ~ アルファインでの体験
地震、雷、火事、おやじ……、と以前は良く表現されていたものだけど、地震というのは、やはり嫌なもの。
〝Y〟は最後の「おやじ」が子どもの頃は一番、怖かったけど(笑)。
とはいえ、筆頭に上がるくらいだから地震はコワイ。
しかも日本は世界的に見ても稀な地震国。なにせ4つのプレートの境界線上にあるという特殊な国だものね。
特に関東地方はその影響をもろに被る。
だから、日々、生活していると地震は頻繁に遭遇するよね。
だけど、一番焦るのはSMプレイをしているとき。
なんといっても相手は拘束されているから身動きが取れない。相手が自力で逃げだすことが不可能。
「S」としてとるべき行動は、安全を第一に優先し、何よりもすぐに拘束を解くことだとはわかっているよ。
でも、これが短時間に一気に襲ってくる地震となると結構難しいし、焦ると大変。
すると最低限でも奴隷の身体を守るための最善を尽くすしかないよね。
もう何年も前の事になるけど、〝ゆえ〟とアルファインでプレイをしていたときのこと。当時はまだアルファインは耐震強化工事の前の時代。
顔面拘束具(目隠しとボールギャグがセットになったもの)を装着させられた〝ゆえ〟を「宇宙遊泳」という名前のSMチェアに固定し、アソコに電マを当てて快楽責めを楽しんでいた。
そして〝ゆえ〟が連続イキを始めた瞬間、突然、「ガタン」という大きな音が部屋全体でしたかと思うと、小刻みに部屋が揺れ始める。
「あ、地震だ!」
と気付いた瞬間、大きな横揺れが。
ヤバイ!〝ゆえ〟をなんとかしなきゃ!と思ったけど、腹部、両大腿部にベルトが、さらに手足それぞれの枷はすべて革のベルトが2本ずつ。全部で11本を外す時間がない!
と、次の瞬間、「宇宙遊泳」上の〝ゆえ〟の身体に覆いかぶさったんだ。それしか手はないと踏んだ。
天井の化粧板が落ちてくるくらいなら、多分、覆い被さることで自分は怪我しても〝ゆえ〟を守れるんじゃないか……と、とっさに思ってとった行動だったよ。
長い揺れだったけど、その後、どうやら収まった。
大事にならずホッとしたよ。
一方で〝ゆえ〟は目隠しのおかげか、そのままずっと何も知らずに連続イキをし続けていたというのは、ここだけの話。(^^;)
後でニュースを見ると都内は震度3だった。震源は関東北部で震度6弱を観測した地域も。マグニチュード自体も6を越えて結構大きかった。だから揺れも長かったわけだね。
部屋で何かが落ちてくると言うこともなかったし、都内での震度から言えば、たまにある程度の地震。結果的には我々にはケガもなく良かったけど、あの時は焦ったよ。
その数年後、アルファインも全館休館して耐震補強工事を行ったので今では安心だけど、その後は色々なホテルを使うたびに、まずは非常口の確認をしたり、いまここで揺れが来たらどうしようなどと考える事も。
やはり、備えあれば憂いなし。
SMという行為の時も、イザという時のことを考えるというのは大切だと思う〝Y〟だよ。
さて、今回の記事が今年の最初。みなさんにとってこの1年が素晴らしい年となりますように。そして地震などの天災のない……というのは地震国日本ではムリでも、せめて大きな被害のない年でありますように!
追記:
そうそう、そのアルファインの本が出たね!
「Masked, I adavance. Hotel Alpha In」というタイトル。
写真を多用した大型本。
手に入れるのが楽しみ!

全顔枷 黒(革) (白)

乳房枷 (黒)