我がフェティシズムの軌跡 5 社会人~ビデオとの出会い 2
さて、ここで大サービス。キャプチャするの大変だったぞぉ…。前回とりあげた4作品を含め、自分のフェチ性にとって最も影響を受けたビデオの数々を3回にわけて改めて紹介しちゃおう!
「あの胸にもう一度」

「あの胸にもう一度」
抜群のスタイルとちょっとコケティッシュな容貌の彼女が、不倫の恋人と会うために全身黒づくめのレザーのツナギを着てバイクに乗る…。その姿の素晴らしさ…。おそらくフェチ以外の人でも思わず見とれてしまう美しさ…。これはもう、うっとり…。いまだにブルーレイなどでも再発売されるのはファンの強力な支持を受けているからだよね。フィギュアも人気。峰不二子のモデルとも言われているし。とにかくオシャレでカッコイイ!
それとね、前半はサーカスで馬に乗った彼女がその姿のまま、恋人から鞭を受けちゃんだ。ついには革が裂け、全裸になってしまうというSM的な彼女の夢のシーン。裂ける革がモッタイナイ!と〝Y〟は思わず画面をみながらマータイさんになっちゃったよ。
スゴイなぁ…。どう考えてもこの監督、フェチを知り尽くしてる。
そして最後は壮絶な主人公の事故死。これをSMと呼ばずに何と呼ぶ。おまけにこの映画に出演したあとのマリアンヌの生き様もまたSM的…。リアルな彼女もまた人生の地獄を見てしまう…。
結論:革マニアなら、SMマニアなら、一度は見ておくべき素晴らしい作品。

「女教師縄地獄」にっかつ
日活ロマンポルノのSM女優って、一時期はホントにアイドルみたいにきら星のごとく…って感じだったよね。そんな中で、洋風なスタイルの美しさ、気高さを持っていたのが麻吹淳子。好きだなぁ…。この人。
で、その魅力を最大に活かすのは革拘束!と制作陣も知っていたんだろうね。彼女と革拘束具は本当に良く合うんだ。
彼女の他の作品でも革具は登場するんだけど、この作品が最も魅力的だなぁ…。乳房枷、大きくたわわに実っている乳房がホントに絞り出されて彼女の体が美しく映えるし、なんといっても白のボールギャグを利用した全顔枷!これを付けられて彼女があえぐシーンは…。これだけは〝Y〟が死んでも墓まで持って行くぞ!
結論:AVではなく映画でレザーボンデージを本格的に紹介にした画期的な作品
「シスターL 1」

「シスターLシリーズ」シネマジック
でね、これ、ヒットした理由の一つだと思うんだけれど、特筆すべきは主演の菊池エリの顔の特徴!
鼻孔が細く小さめ。大抵の女優さんはボールギャグを噛ませられると鼻で呼吸しようとするでしょ。不思議だよね。ギャグそのものに穴が開いていて呼吸できるのに。条件反射なんだなぁ、きっと。すると自然と鼻孔が大きく広がってしまうんだ。これが〝Y〟は苦手。そういう意味で、ボールギャグをかませるなら、とにかく元々鼻孔の細い女優さんであることが大切。
もうひとつ。菊池エリは純日本的なおちょぼ口。これって普通は美人度で言うとマイナスになる場合(いわゆるオカメ顔の要素)もあるけど、ボールギャグでは二重マルどころか三重マルなんだ。だって、おちょぼ口いっぱいにボールが噛ませられている姿は「そそる」よ~っ!
もしこれが口の大きな人なら、ボールと口の間に隙間がひろがって、全然被虐感がないんだなぁ…。たとえば洋風美女の鈴木きあら(って知っている?あきらじゃないよ)がボールギャグを噛ませられたシーンを見たことあるけれど、ちっともそそられない!美人なのに。
そいういう意味で「空前絶後のボールギャグ女優」は菊池エリだと思うし、その魅力を惜しみなく出していくれたのが、この3部作(特に1と3)だと〝Y〟は思うよ。
結論:日本で大勢の人をレザーボンデージに目覚めさせた記念碑的作品

「愛奴・K恵」アートビデオ
菊池エリが「ボンッ、ボンッ、ボンッ」てボリュームのある姿で革拘束の魅力を出していたのに対して、こちら、桐島恵こと中川えり子はどちらかといえばしっとりとスレンダーな体で、別の魅力を革拘束で見せくれたよね。全顔枷に、乳房搾りや革ベルトなどの拘束具が彼女に良く映えてたな。「シスターL」が六本木「セビアン」の革具なら、こちらの革具はこちらも現在に続く老舗、目白「アール」(奴隷市場)の製品のよう。どちらも良質の革具を提供してくれている、すばらしいショップ。このことはまた別項に書くね。
オープニングにその彼女が吊られている姿が何カットか短く出てくるのだけど、思わず編集してつなぎ合わせてしまったほど気に入った映像。ちなみに〝Y〟は趣味が高じて1980年代から2000年くらいまでのビデオのボールギャグや革拘束のシーンだけを集めたプライベートビデオを作ったほど。その本数は50本以上にも…。なんちゅー暇人だろう…。(爆)
それと黒田透のねちねちした責めがまた良かったね。
余談だけれど、のちに「えり」つながりか、菊池と中川の贅沢コンビでビデオが出されたことがあったんだ(「新 ゆりの女たち シスターL vs 愛奴恵K」SHOWA)。ところが、中にインサートされている二人の会話にビックリ。二人ともかなりガラッパチな雰囲気。そう、SMビデオでは通常、主演女優はほとんどしゃべることはないし、Mとしての演技もあり、とてもしおらしい女性に見えるんだよね。でも、現実はそんなものかも。むしろ、実際のさっぱりした印象が好ましくて。二人ともビデオ出演を大切に、プロに徹している姿がとても好印象だったなぁ。そう、二人ともプロフェッショナル!
もうひとつ。彼女がオープニングで身につけていた革製のパンティ、カッコイイ!これが欲しくて!方々探したけど見つからなかった。これだけが残念。いまでも手に入らないかなぁ…。せめて誰か再販売をしてくれないかな…。
結論:SMグラビアの暗い世界を見事に映像にし、レザーボンデージを加えた歴史的な作品
(続く)