我がフェティシズムの軌跡 17 アルファイン

2021年9月4日


SMチェアあればこそ、
こんな風に拘束も……
〝Y〟の性癖である革やラバーへのフェティシズムはボンデージやSMと深い関わりがある…というか、もう渾然一体!というのは、いままでの記事を読んだ人はわかるよね。レザーやラテックス素材の拘束具で女性の体の自由を奪い、そして、様々なプレイをして遊ぶのだから、間違いなくSMだし、ボンデージでもある。

で、そのプレイを楽しむのに、そのための専用の道具があるととっても便利。たとえばSMチェアだったり、全身拘束のための十字架だったり。そんな道具が満載のホテルが以前からあって、当然そこに行きたい!と思ったのがもう20年以上も前のこと。

このブログを覗いているくらいだから、皆さんも多分、ご存じでしょ?東京は六本木にあるSM専用ホテル「アルファイン」。

長年にわたり憧れだったなぁ。作家で政治家の、あの田中康夫氏もファンでよく利用していらっしゃったとか。でも、その料金の高さ(プレイのための設備代を含むと考えればいいんだろうね)と、システムが以前は良くわからなかったことから、我々にとっては利用のチャンスもなく、心の片隅にある憧れのままだったんだ。

ところが、1990年代に入って、インターネットが普及してくると、このホテルについて詳しく説明されたHPを見つけちゃったんだ。

すべての部屋の写真と設備を説明したそのHPはこのホテルのファンが作ったものだった。そう。個人ページだったんだ。本当に頭が下がる。もちろん、現在はホテルの公式サイトが出来ているけれど、当時はこの個人サイトが貴重な情報源。

読んでみると、部屋によって大きな違いがあることがわかった。だから、自分がしたいプレイを考えて、そしてそれに合った部屋を選ばないと、結果的には不満足になる可能性もあるってワケ。

そして、見覚えのある部屋もいくつか…。そう、雑誌のグラビア撮影や、映画の舞台になった部屋があるんだ。昔懐かしい映画「トパーズ」で使われていたのは1階(公式には「離れ」ということになっている)の「火の鳥」、そして、昔何度も繰り返し見たビデオの何本かの舞台は同じ1階の「スワップ地獄」という具合。独特のインテリアですぐにわかった。

で、それぞれのお部屋には独特の名前が付けられているのだけど、それぞれの特徴を表している。そう、部屋ごとにテーマがあるんだ。まるでテーマパークのアトラクションのよう。例えば405号室「定期検診」なら医療の部屋ということで白衣や診察台があったり。芸が細かくて、壁はタイル張り、さらに、手洗いの洗面器があったり…。

いろんな遊び方のニーズに合わせた部屋があるというのが、このアルファインの真骨頂でもあるんだよね。

というわけで、〝なみ〟の説得にこれつとめ、ようやくチャンスが巡ってきた。

初めての部屋は、いちばん憧れていた1階の部屋がいっぱいだったため、「奴隷市場」と名付けられた4階の部屋。思ったより狭く、また、撮影には暗い。結局、そこでプレイして写真を撮ったけど、100%満足とはいかなかったんだ。

そこで、次のチャンスをねらい、ようやく1F離れの102号室「スワップ地獄」へ。日曜日の朝、ホテルへ電話をして確かめて・・・という具合に念を入れて、ようやく夢がかなったんだ。


102号室「スワップ地獄」で
〝なみ〟を十字架に拘束。
憧れの部屋で、とにかく写真を撮りつくしてしまった。でも、あまりにも部屋の設備が多すぎて、その多くを使い切れなかったのが残念だったなぁ。とにかく、写真撮影に夢中になっちゃって、肝心のプレイは「?」。でも、それでも大満足。そんな楽しみ満載のホテルだった。

でも、場所はなかなか行きづらいところにあるので、大きな荷物を抱えて行くにはやや不向き。当時は車を持たなかったからやや不便だったんだ。結局自分たちの道具を色々と使いたいという我々の場合は2度利用しただけで、その後はシティホテルにプレイの場所は変わったんだ…。でもね、やっぱり利用したときは本当にときめいたね!だって、SMチェアって、やっぱり便利だし、それに、鞭やらちょっとした道具はちゃんと部屋に完備してあるし。何より吊りをされる人は(怪我をしないように最新の注意を払ってね)天井から下がっているフックやチェーンなど、本当に日常ではできない遊びができるから…。

こうしたホテルが増えると楽しいのだろうけど、実際には「全室SM対応」というホテルがあまり世の中に存在しないところを見ると、器具の保守だったり、いろいろと経営するのは大変なのかもしれないね。


左の書籍にもアルファインが紹介されているよ!