太陽がまぶしい…。
鞭打ちを待つ〝ゆえ〟
暗い中でのプレイが続くと……
ラブホテルを出てきた瞬間、陽の光がまぶしいのはなぜだろう?
……って、答えは簡単。それは、ラブホテルの場合、窓がないのが普通だから。
〝Y〟の場合、朝から午後早い時間まで〝ゆえ〟とプレイをすることが多い。するとホテルを出ると、まだ太陽が傾く前。
すると、この季節、寒いけれど、晴れ続きの東京、燦々と太陽の光が体に降り注ぐんだ。
ラブホテル、とりわけアルファインなどの場合、プレイに集中する。それに、なんといっても、あれだけ、いろいろな設備があると、次から次へと使っていると、もう夢中になってしまって…。もはや時間の感覚がなくなるんだよね。
それで、外に出た瞬間、まだ陽が高いと、「あ、まだこんなに明るかったのか」といきなり現実の世界に戻される。
そのときの、感覚といったら!
これは独特のもの。
そして、そこからまた日常に解き放される瞬間の気持ちの切り替え、これがなかなかいつもながら体験するたびに不思議な心持ちにさせられるんだよね。なんだろう、遠足から帰って来た翌日、学校に出て行ったときの、あの不思議な気持ち。祭りが終わったあと、誰もいなくなった、そして、夜店も消えてしまった神社の境内のような…。いや、寂しいだけじゃなくて、独特の充実感もある。そして、非日常、まさに「ハレ」の気持ちを残したまま、「ケ」の世界に戻る気持ち。
この落差感を味わいたくて、また、ラブホテルに向かうのかも知れないね。
この写真の日も、アルファインを出ると太陽がまぶしかったよ。そんな中、それまでの数時間のプレイを反芻しながら〝ゆえ〟と歩く。体は疲れているはずなのに、アドレナリンが出たせいか、なぜか高揚し、そして、精神的にも満足感一杯で歩く。
ああ、SMっていいなぁ…と、しみじみ思う瞬間だよね。
太陽のまぶしさを感じるたびに、SMプレイの楽しさを想う…、ちょっと他の人にはない感覚かな。(笑)