「天ノ介」さんの「逆さに吊るための足枷」のおかげで無事に〝ゆえ〟を吊すことができた

2022年6月18日


こうして愛奴を念願だった逆さ吊りにすることが出来た
その幸せをしみじみと味わう……

[大切な注意]
この記事で書いている逆さ吊り、きわめて危険なプレーです。
皆さんが同じ事をしてケガをしても〝Y〟は責任がとれません。
くれぐれも安易にマネはしないでくださいね。

愛する奴隷を逆さ吊りにしたい!

これって、「S」なら多くの人が同意してくれる想いじゃないかな。とはいえ、逆さ吊りは大変な危険を伴うプレイ。

縄などのプレイでは逆さ吊りはよく登場する。でも、プロの縄師の方々も「悪いことは言わないからやめておきなさい」とよくアマチュアの人々にアドバイスされる。

縄はめったに使わない〝Y〟と〝ゆえ〟の場合、逆さ吊りは憧れていても一生無縁かも…と、あきらめていたところに「天ノ介」さんのツイートが目に入った。

そう、「天ノ介」さん、革で「逆さに吊るための足枷」を作ったというツイートが6月に。

写真を見ると、なぁるほど!確かに海外のボンデージでは見たことがある。昔はよく海外のボンデージ雑誌を読んでいた〝Y〟は革製の吊り道具に憧れていた。でも、日本にはこれまでなかった!

しかも、「天ノ介」さんの製品、写真で良く見るといろいろと安全に配慮されている様子。これはいい!

ということで、「天ノ介」さんに連絡をとって1組作ってもらうことになったんだ。

1ヶ月ほどして、いよいよ完成。〝ゆえ〟と工房にお邪魔して製品を受け取る。

〝ゆえ〟は「天ノ介」さんの工房を訪れるのは初めてとあって、緊張しつつもとても嬉しそう。

そして、製品を受け取りながら、色々と楽しいおしゃべりをしていたらあっという間に1時間!本当に中身の濃い素敵な時間だった。

さて、受け取った製品を見てみると確かにかなり頑丈なつくりになっている。さすが!大切なのは、いかに力の分散を行うか。人体のうち1点にだけ力がかかると、その部分にダメージを与えてしまう可能性がある。人体って〝ゆえ〟のように細い人でも相当な重量があるからね。その点、この製品は何カ所かに力をうまく分散できるように作られている。

それでも「天ノ介」さんがアドバイスして下さったのだけど、素足では危険。足にピッタリするサイズのブーツや長靴などを履いた上で吊すのがベター。力の分散をさらに行う事ができるから。スキーブーツが一番という話だけど、さすがにそれだと見た目が…。(^^;)

でも、それだけ配慮しても、結局は足首とその周辺部で重さを受けるのだから安全とは言い切れないというのは天ノ介さんも強調していたし、〝Y〟もそう思う。ここ、重要なので、みなさんにも念押ししておくよ。

つまり、逆さ吊りって、どんな道具を使ってもやっぱり危険なんだ。

とにかく体への負担がハンパない。神経や筋を痛めたり、ひどい場合は数時間で心不全などを起こし、死に至る場合もある。だって、元々は罪人への刑罰だったのだから。だからリスクを避けたい人は「しない」のが一番。もし、どうしてもSMプレイで…ということになれば、リスク覚悟で、本当に、きわめて慎重に行うべきこと。だから、繰り返すけど、安易にマネをしないでね。

我々の場合も、まず、事前に〝ゆえ〟には毎日逆立ちの訓練をするように命じておいた。そして、実際に吊ることになったとき、初回は吊す時間を2分間だけにしたよ。それも高く吊すのではなく、頭がやっと床から離れる程度。しかも、倒れ込んでもいいように枕なども用意した。そして、〝Y〟は何度もシミュレーションを事前に行った。万が一の事態になった場合の措置や、とるべき行為など。


こちらがその製品
非常に厚く固い革で出来ている一方で
クッション素材も使用し体に優しい

さて、いよいよプレイの日。麻布のアルファイン。こちらは吊りのための滑車などが揃っている部屋が多い。この日は101号室の「火の鳥」を選んだよ。

まずブーツを履かせる。そして、足枷をしっかりと取り付ける。

そして、事前に自宅で何度もシミュレーションしてきた手順で〝ゆえ〟を吊す。

〝ゆえ〟には少しでも違和感を感じたら我慢せずにすぐに言うように命じ、その場合は即座に拘束を解くという態勢で始める。

両足は広げた方が負担は少ないだろうし、何よりも体の揺れが少ない。揺れに弱い〝ゆえ〟には良いだろうと踏む。

そして、最初はどうなるかわからないので、手の拘束や口枷などをしない。

さぁ、実際に滑車を使ってゆっくりと体を持ち上げていき、いよいよ頭が床から離れる。

猛烈な緊張感の中、無事に逆さ吊りになった〝ゆえ〟。様子を尋ねてみると、どうやら大きな問題はないみたい!

そこで、2分ほどして下ろす。

やはり〝ゆえ〟にとっても初めての逆さ吊り、相当緊張したろうし、実際に体への負担となったみたいで、肩で息をしている。さらにもともと揺れにはとても弱い〝ゆえ〟、わずかな揺れで少し気分が悪くなったという。ちょうど乗り物酔いのような感じだそうだ。

その後しばらくの休憩をはさみ、そろそろ落ち着いたかなと思い、2回目。今度は口枷と目隠しも…。

やはり2分で終了。目隠しはかなり辛かったようだ。両足を固定しているので、揺れが少ないとはいえ、やはり上半身は少し揺れる。その揺れで目がまわってしまっい、初回の乗り物酔いのような状態がさらに加速したらしい。

そこで、再びゆっくりとベッドで休ませる。

というわけで初めての逆さ吊り。合計4分間だけだった。

でも、その光景はおそらく永遠に忘れられないほどのインパクトだった。

そして、〝ゆえ〟に尋ねてみると足などには大きな痛みや違和感がなかった。安全に行えたことに安堵した。やはり「天ノ介」さんのこの道具のおかげだよ。

一方、逆さ吊り本来のプレイとしては今後に向けて課題もあった。

〝ゆえ〟の乗り物酔いのような感覚。これはこれからも繰り返しプレイするには何かしら解決策を見つけなければならない。じっくりと考えていこう。

次第に慣れていけば、もしかしたら時間も多少は延びるかもしれない。とはいえ、無理は禁物。本当に奴隷の体の安全を考えて、慎重に慎重に行わなければ…と改めて思ったよ。また自分の体調が悪いときにも絶対にしないこと。だって、吊っている最中に自分に何かあって(倒れるなど)制御できなくなったら大変だから。

それにしても、まさか、自分が憧れていた逆さ吊りプレイを施すことになるとは!

とにかく、長年の夢がかなうきっかけと、そして素敵な製品を作って下さった「天ノ介」さんに感謝!!

そして何より、信頼してご主人様に体を預けてくれた〝ゆえ〟にも感謝。ありがとう!

[最後にもう一度ご注意]
この記事で書いている逆さ吊り、きわめて危険なプレーです。
皆さんが同じ事をしてケガを負っても〝Y〟は責任がとれません。
くれぐれも安易にマネはしないでくださいね。