口内炎だからわかった性器としての唇
舌に口内炎ができてしまったら
ボールギャグではなく開口具で責めよう!
あるとき、調教の前日にこんなメールを送ってきた愛奴〝ゆえ〟。
「ご主人様、実は口内炎が一つ、舌先に出来ていて、治すことが出来ませんでした。明日の御調教に支障があれば申し訳ありません」
と、しおらしい文面。
ふふふ。大丈夫だよ。支障なんてないよ。口内炎なんてかまわずプレイするから……なんて、「非情なS」を気取ってみてもいいけれど、案外、奴隷を気遣う〝Y〟。
翌日会って、口を開けさせたら確かに舌先に小さな突起が。
そこで伝えておいた。
「今日はキスもフェラも、舌を使わずに頑張れ!」
気遣うと言いながら、結局キスもフェラもするってこと!優しいんだか優しくないんだか。そんなことしたら雑菌で口内炎が長引いちゃうかもしれないのにね。だから良い子はまねしちゃだめだよ。(笑)
そして、すぐに唇を重ねる。
いつもなら、ねっとりとした舌の動きで、ご主人様の口の中をかき回す〝ゆえ〟。
さすがに今日はおとなしくしている。
ご主人様も実は舌を使うと、どうしても〝ゆえ〟の舌先にあたってしまいそうなので、舌を使わず、ただ、ひたすらに唇を柔らかく、そして時には荒々しく重ねていく。やがてお互いの唾液で、ますます唇の柔らかさを感じるようになる。
そうなってくると、面白い事に唇そのものの接触に快楽が生じてくる。
もちろん唇そのものには快感スポットというのはないけれど、ふれあってっている唇の圧力が実に心地よく、脳内で「快楽」と変化されるようなんだ。
うん、凄く気持ち良い!!
さらに、以前、このブログで紹介した〝ゆえ〟の口内の性感帯である上唇小帯(こちらの記事)。ここに〝Y〟の唇や舌が触れると、〝ゆえ〟、まるで電気ショックを受け続けているように全身を何度も何度も激しく痙攣させて、快楽を味わう。
あれ?
これって、性器と一緒?
そう。人間の身体って左右対称になっているけど、その中心としてぱっくりと裂け目があって、粘膜を露出することができるのは、口と性器。そうだ!共通点があるんだよね。ま、これは昔から言われていたことだけどね。性器を「下の口」というくらいだから。
でもね、さらに考えると、性器の上部にはクリトリスが位置している。同じように口の上部に「上唇小帯」が!
なぁるほど、もしかしたらどちらも同じような分化をして出来ていたりして……。こんな共通点もあるものね。
でも、とにかく、この日、舌を使わないという命令を出したおかげで、実は唇だけでも相当な快楽を生み出すということも良ぉ~~~くわかった。思わぬ収穫だったよ!