レザークラフトの道具で顔面拘束具を改造してみた

2022年8月25日


改造前はこう
口の部分が開口リングになっている

先日、海外製の顔面拘束具について書いたよね(こちらの記事)。

作りは少々雑で荒いのだけど、デザインは秀逸。とても気に入っちゃった。

ただ、一つだけないものねだりで考えたのは、開口リングの代わりにボールギャグのバージョンもあるといいのにな……、と言うこと。

そこで心に浮かんだのは「改造」。

そう、我が家にはレザークラフトの道具が一式ある。これを使って開口リングをボールギャグに取り換えるのはどうかと考えたわけ。思い立ったらすぐ実行!尻の軽いのだけは自慢……、あ、間違えた(笑)。腰の軽いのだけは自慢の〝Y〟。すぐに実行してみたよ。

ただ、道具は揃っているけど、材料を手に入れなきゃいけない。

必要なのは革の平紐。そして、カシメが2種類。

カシメはそれぞれ数個あれば十分だけど販売は100個単位。400円前後するけど、他のボールギャグなどの修理や改造にも使うからいいやと購入。

こうした時にネットのショップは便利。2~3日のうちに全部取り寄せることができた。

作業そのものは非常に簡単。まず、開口リングを留めている革の部分のカシメをはずす。これ、実は便利な製品があり、〝Y〟はそれを使っている。「かばん屋さんのキット」というもの。こちらでカシメは簡単に外すことができるんだ。

外したパーツをしみじみと眺めてみるけど、ちゃんと合わせるべき革の折り曲げもいい加減。うーん、こんなので製品にしちゃんだからなぁ……。元々の制作者、拘束具への愛情が足りないゾ!

カシメを外し、開口リングを繋いでいるレザーパーツを取り除く。その上で、新しいカシメを同じ位置に打っていく。

カシメを外した開口リング部分
ご覧のように革は
ちゃんと
合わせずにテキトーに取り付けられていた

そして、今度はボール。何色かまとめて購入したホローボールのうち、とりあえずオーソドックスな白を選ぶ。その穴に平紐を通す。太くてそのままではボールの穴にははいらないので、先の方を半分に折曲げてセロテープで一旦ぐるぐる巻きにして細くしておくんだ。それを穴に通し、反対側から出てきたら、テープを外して元の平たい状態に戻す。

平たい状態に戻ったら、穴をあける。こちらも便利な「ローターリーレザーパンチ」という商品があるので、〝Y〟はそれを使っているよ。

同様に元々の顔面拘束具の方も良き位置に穴を開け、そこに革の平紐を重ね穴の位置を合わせ、カシメを打ったらできあがり。

ね、簡単でしょ?

というわけで、1時間ちょっとの作業で終了。

さぁて、〝ゆえ〟に装着してみたら……。あれれ、ボールギャグの紐が長すぎたか!そう、ボール部分を口にいれると、長さ的にあまった革の紐の部分がたるんでしまう。

こりゃ、調整が必要だ!

ということで、持ち帰り、再びカシメをはずし、紐の長さを10cmにして、再度カシメ打ち。

次のプレイで持っていったら……、見事ぴったり!!!

改造後の顔面拘束具。
アルファイン201号室「隠し砦」での
〝ゆえ〟に良く似合う!

こうして自分でアレンジできるというはやっぱり楽しいものだね。皆さんも興味があったらぜひぜひ!

そうそう、ご参考までに今回使った材料の説明を。

革紐は牛で幅が8mm、厚さが2mmのもの。1メートル単位で売られているものを購入。

カシメはシルバーで二種類。一つは頭の幅が6mmで足の長さが8mmのもの。もう一つは8×6mmのもの(ただし、幅6ミリのものは少々小さすぎたかもしれない。力を加えると、薄いPUレザーの穴をすり抜けて外れることがあるんだ。そうなると、こちらも8mm幅のものを使った方が良かったかもしれないね)。

左がオリジナルで右が改造後!
ボールに通す紐はその後さらに短くしたよ

材料費も非常に安価。

とはいえ、あくまで今回の試みはあくまで素人芸。細かい所もうまくいかないしね。

きちんとした形で改良するなら、天ノ介さんのような信頼できるプロにおまかせするのを絶対おすすめするよ!

さて、使ってみて大満足だった〝Y〟。さらに改造マインドが首をもたげてくる。今回の改造は口の部分の責め具をリングからボールへという完全な取っ替えだったけど、これ、取り外し式にしてはどうだろう?そう、スナップボタンを使って……。次なる改造を視野に入れた〝Y〟だったよ。革工芸に本格的に目覚めてしまったかもしれない!(笑)