お気に入りビデオ~003 シスターLシリーズ(1985-) シネマジック
で、〝Y〟的にもこのビデオの存在はまさに「金字塔」。
主演の菊池エリ、もの凄い巨乳でありながら、幼顔。そのギャップがまた魅力。〝Y〟的にはさらにもう一つ。これって、〝Y〟の独自理論なんだけれど、胸の大きな女性って、比較的鼻孔の大きな人が多いという経験則を持っているんだ。名付けて「胸と鼻孔の大きさは比例する」という「〝Y〟の法則」
鼻孔の大きな人が苦手な〝Y〟、女優さんにもついつい鼻孔の小さな人を求めちゃう。そうなると胸の小さな人が多い。それはそれで魅力なんだけれど、菊池エリは胸が大きくて鼻孔が小さい。かなり例外的な存在だと言えると思うんだ。なんで〝Y〟が鼻孔にこだわるかというと、以前にも軽く触れたことがあるけれど、ボールギャグ。これを噛ませられると人間、なぜか鼻で呼吸しようとしてしまう。ホントはギャグに穴が開いているから口で呼吸できるんだけど、条件反射だよね。すると、鼻の孔が大きく広がっちゃうのが苦手なんだな。その点、もともと鼻孔の小さい人ならば…というのがあるんだ。〝Y〟ならではの妙なこだわりだけど。
あどけなさの残る菊池の表情と、実際のプレイのコントラストが激しくSの心をかき立てたよね。そして、それまでのピンク映画などにあったストーリー性をかなり押さえ込み、フェチなプレイと映像にこだわる。そのことによって視聴者の想像力を高める…。映画から脱却したAVならではの手法が良く活かされた作品だと思うんだ。そう、映画はあくまでストーリーが中心。この作品はあくまで映像と道具。一方で、吉村彰一監督のこだわり、映像は徹底的に映画的に美しく…。それまでの暗くチープなイメージのSMビデオから脱却しようという努力。反映画的手法と映画的手法、相反する二つが見事に融合した点が斬新だったなぁ。
「そこでぇ…、んー?***がぁ…、感じてくるだろう…。どうだぁ…、だんだんとぉ…、感じてぇ…、くるんだ…」なんて具合。
しかもほとんど感情を入れず、無機質な語り。
これならば、ゆっくりとその場その場で考えながらセリフを言っても、十分、追いつくし、それに何よりも、とちる心配がないんだ。うまく考えたものだね。それに、サングラスをかけた彼独特の風貌もあって、彼自身の個性がうまく消えている。これも良かったんだろうね。男優の個性で売るという場合も、もちろん速見健二や加藤鷹など、あるけれど、逆に個性を消すことで独特のSMの世界を作り出すというのも一種の計算だよね。
中野D児さんがそこまで計算尽くで動いたのかどうかはわからない。もしかしたら、彼が自分の感性のままに動いた結果がそうなのかもしれないけれど。
さて、シスターLに戻すけれど、その後2作目、3作目となるに従い、予算も大きくなったのか、ロケが増え、映像がどんどん洗練されてくる。初回が大成功だったからだろうね。
2作目「シスターL2」では共演の望月あゆみとともに革具を着けられたまま砂浜を四つん這いで犬のように散歩させられるシーンが印象的。洞窟でのロウ責めも…。(海水に浸かった高価な革具は一発でダメになっちゃっただろうけど…)
もしもまだご覧になったことのない人はぜひぜひ!!!