主従関係もエロエロ…、あれっ、違う、いろいろ!(笑)
〝ゆえ〟は医療のコスプレ&ストーリープレイで
絶頂に達して放心状態
「主従関係」…と書くつもりで、打ち間違えて「種々関係」と表示してしまったパソコン。スクリーンを見ながら、思わず膝を打つ。
そーだよなぁ。主従関係といっても一つじゃない。関係は種々あるんだよなぁ…って。
〝Y〟と〝ゆえ〟の関係、これは間違いなく主従関係。
でも、この二人の関係を見た他のSMカップルはどう思うか。
「なんだかゆる~くない?」
と思う人もいるかも。
奴隷契約書を交わしているくらいだから、二人の主従関係は一応ハッキリしている。
例えば、〝ゆえ〟は〝Y〟にとって一人の人間ではなく、〝Y〟のみが所有する性の玩具であると記されている。
そして、〝ゆえ〟は〝Y〟以外の男性をご主人様にしてはいけないし、それどころか他の男性と〝Y〟の許可無く肉体関係を結ぶことすら禁じられている。一方で、〝Y〟は他の女性をいくらでも奴隷にしてプレイをしても良いとなっており、それに〝ゆえ〟は異を唱えることが出来ない…、どころか甘受せねばならない。これはねぇ…、どう考えても「理不尽」ともいえるくらいの主従の極み。
ね、普通に考えると悲惨でしょ。「〝ゆえ〟、可哀想!」と思わず感じるような主従関係。
でも、会っているときの二人を見たときに、たとえば、〝Y〟が投げたゴムボールを四つん這いになって走っていって、口に咥えて戻ってきたときの〝ゆえ〟のニコニコと喜んでいる表情だったり、あるいは、それを見て、〝ゆえ〟の頭をなでてやる〝Y〟のにやけた表情だったり、主従関係というとすぐに想像する、あのぴーんと張り詰めた、思わず失禁してしまいそうになるくらいの厳しい雰囲気に欠けているような…。
「こんなのでいいの?」と思わず首をかしげちゃう人もいるよね。
いいの、いいの。これはこれで、一つの主従関係だと思うんだ。
世の中にはSMという一つの「ジャンル」があり、そのSとMはこうでなければ…という、これまた一つの「型」みたいなイメージはあると思う。
それはそれで悪いことではないし、それをモデルに、最初は皆、誰しもがSMを始めるよね。
でもね、結局人間というのは千差万別、その中で、色々な人間関係を経験し、そしてその中で、おそらく、人間のSMの色合いがそれぞれに異なってくることに気付く。最初は、そんな自分たちがまだまだダメなんだ…と失望したりもするけど…。
そう、例えばゴルフのスコアが伸び悩むことを悩んだりするのと一緒。
でもね、スコア以外にもゴルフの楽しみ方って案外あるでしょ。(とはいえ、〝Y〟はゴルフをしないのでエラソーにはいえないけど)
そんな風に、主従関係もSMも色々な楽しみ方があって良いと思うんだ。ただ最低限のルールがあるよ。相手を危険や恐怖に陥れないことと、他の人に迷惑をかけないこと。
それができた上であれば、どんなプレイをしようが、どんな関係性であってもいいんじゃないかな。
実は若い頃はなかなかこんな風に思えなかった。やっぱりSMというのは美しき「様式」があって、それに従うべきじゃないかって。
でもね、それで頑張れば全てが上手くいくというわけじゃないんだなぁ…。だって、にんげんだもの(by 相田みつを)(笑)
ただ一つ言えることは、二人の関係に共通の目標を持てればいいよね。ご主人様にとってはどんな風に奴隷を躾けていきたいのか。そして、その方針を共通の目標として奴隷に与えるときに、それが「ぶれないこと」。そこさえしっかりとしていれば、奴隷もご主人様に心地良くついていくことが出来るんじゃないかな。あっ、えらそーに聞こえる?〝Y〟もまだまだなんだけどね。
SMは十人十色。それぞれに自分自身のSMを楽しめばいい。そんな風に思う。でも、一人の人間の出来る事って限られる。視野も狭いし体験も狭い。だから、こうしてブログやメールなどで他の主従関係を持つ方々と情報交換していき、自分たちのプレイの幅を広げていくって事も、とても良いことだと思うよ。
そして、2人のSMがどんどん深まっていけば素敵だね。
「さて、次回は奴隷をどう責めようか…」。
そう考える一時があるからこそ、人生は愉しいよね!