ソフトタイプのフェイスクラッチマスクを楽しむ
「フェイスクラッチマスク」、このブログで知ったという方もいらっしゃるかもしれないけど、80年代からSM界では知る人ぞ知る人気グッズ。何と言っても沢山の鋲があって、それが印象的。Mに装着させるものだけど、デザイン的に攻撃性をも兼ね備えている印象で、非常にユニークな口枷となっている。以前も何度か、〝Y〟のこの製品への溺愛ぶりを書いたこともあるよ。たとえばこちらやこちら、さらにはこちらにこちら、そして古くはこちら……!一体何本記事を書けば気が済むのか……(笑)。
ところで、このフェイスクラッチマスク、鋲のないものがあるって知っていた?
その名もズバリ「フェイスクラッチマスク ソフト」。フェイスクラッチマスクとともに天ノ介さんが作っている。購入はタランチュラさんでもできる。
こちらは、ベースの形は一緒でも、与える印象がずいぶんと違う。
「ソフト」という名前が示すとおり、フェイスクラッチマスクから鋲をとりのぞいたようなもので確かにソフトな印象を与えるんだ。
ユニットバスの排水口のようなリングを中心に据えていて、ゴム栓も付いているのは同じだけど、周囲をとりまく素材の革そのものも、表裏二枚の貼り合わせ、そしてデザインも少々違っていて、ベルトも含めてやわらかい肌触りになっている。
また、ハードな方のフェイスクラッチマスクは顎の部分にとりつけるヒモが細くて短い。そのため外れやすいのが取扱いの難しい点だったけど、こちらのマスクは太くてしっかりしているので、その心配はないよ。ただし、〝ゆえ〟の場合、装着するとちょっとベルトの位置が前すぎて顎にかかるかかからないかとなっちゃうのが少々難点。
ハードな方と比較して、用途としてはまったく同じなんだけど、視覚的な効果はかなり異なっている。純粋にMの口を開けさせて、プレイをするというベーシックな目的に用いる感じかな。
視覚的にはこの方がいいという方もいらっしゃるかもしれないね。
過去のAVで使われた例としては、たとえばシネマジックの「Bondage Doll(ボンデージ・ドール)4 川浜なつみ」は印象的だった。
〝Y〟の使用頻度としてはフェイスクラッチマスクよりもずっと低くなっちゃうけど、でもたまに使用すると、これはこれで別の良さが感じられるよ。
なによりもデザインに奇抜さがないので、様々な革具と組み合わせても不自然さがなくて「馴染む」。
つまり使いやすく、身体にもすっきりと装着された感がある。
とはいえ、装着される方は通常のフェイスクラッチマスク同様の苦しさはあるけどね!!
〝Y〟のコレクションのなかでは確固たる地位を占める責め具だよ。

フェイスクラッチマスク ソフト (写真上の製品)

フェイスクラッチマスク(写真下の製品)