エマ・ワトソンの言葉に感心する
こんなプレイももちろん二人の
合意とコミュニケーションがあればこそ
少し前に書いた文章だけど、書いたままにしておいたのを思い出したので、ここにアップしておくね。
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〝ゆえ〟がある日メールで興味深い記事を教えてくれた。
イギリス出身の人気女優、エマ・ワトソン。「ハリーポッター」シリーズなどで有名だよね。その彼女が興味深い発言をしているんだ。
FRONT ROW(フロントロウ)という女性向けのサイトの記事(もともと「Teen Vogue誌」のインタビュー)。
https://front-row.jp/_ct/17353054
女性の権利を守るアクティヴィストとしても知られている彼女らしい発言なのだけど、上記URLで読んでいただければわかるとおり、SM愛好家のようなKinkyな人たち(性的倒錯・変態者)に関する分析は、見事に的を射ていると思う。
簡単に言えば、Kinkyな人たちは(その趣味の特殊性ゆえ)相手と、どこまでお互いの趣味を相手が受け入れるのか、周到なコミュニケーションを上手にとっていく傾向があるということ。そして、そのことを彼女は賞賛している。
確かに!
実際、SMは細かい事柄への同意があってこそ。同意のない暴力やセクハラとは対局だからね。
通常の恋愛も、実はそうした同意のないセクハラに近い状態にもなり得る危険性があると、エマは指摘している。だからこそSMを含むKinkyとされる趣味の人たちのコミュニケーションは、通常の恋愛においても、お手本として見習われるべきものなのではないかと。
エマが実際に「魅了される」だけでなく、SMプレイなどを実践して、そして、社会に発言をどんどん行ってくれると、SMへの社会的認知ももっと高まるかもしれない。(^^)
そんな夢想をしてしまう。
いまだにSMプレイというのは世間では誤解されている部分が多いから。
彼女の言葉の中でもとりわけ、この部分、
「典型的な枠組みにハマらないカップルのほうが、『役割分担や責任の所在について、きちんと会話をして同意に達している』とも語った彼女は、『恋愛が易しいものであるべき、言葉を交わさなくても成り立つものであるべき。なんとなくお互いに理解し合うものだなんていうアイディアは、ウソっぱち! そんなことは不可能!』と、言葉にして自分の思いや考えを伝え合うことこそが、恋愛の神髄だと力説した。」
そう。自分の思いや考えをお互いに伝え合う、それこそがSMには絶対条件として必要だし、そして本来は通常の恋愛にも。
このあたりは本当に大切だと、先日の〝ゆえ〟の小窓(こちらの記事)を思い出しても、〝Y〟は思うよ。