ブログ作りは自分自身のSM雑誌を作るという感覚に近い部分があるのかも

これから書くことって、猛烈におこがましい内容……、たぶん。出版関係の方などでお気を悪くされる方がいらしたら申し訳ありません……、と事前に謝っちゃうね。
〝Y〟がこのブログを開設してすでに8年近く。そもそも、なぜこのブログを書こうと思ったのか。
もちろん、自己表現という手段を持ちたいというのは、多くのブログ開設者が持つ共通の動機。
でも、たぶん、それ以上に自分にとっては重要な動機があったと思うんだ。
それはね、自分だけのSM雑誌(&グラビア)を作りたいということ。
これに尽きるかも。もちろん、ホントはプロたちの作る雑誌って、ものすごいエネルギーの産物なので、どう頑張っても個人では及ばないのは百も承知だけど。
そもそも、〝Y〟はSM雑誌とそのグラビアが大好きだった。学生の頃に出会ってから、国内外の様々な雑誌を手にしてきた。そして、80年代後半から90年代にかけては特に「SMスナイパー」と「マニア倶楽部」が大好きだった。
なぜこの2誌かというと、答えは簡単。レザーボンデージを取り上げてくれていたから。「マニア倶楽部」は写真もレイアウトも素敵だった。おそらく初代編集者、松本裕さんやスタッフの皆さんたちの美意識が素晴らしかったのだろうね。また「SMスナイパー」は記事の企画力や情報量が抜群だったし、そこでレザーやラバーも守備範囲に。
〝Y〟はご存知のように革の責め具が大好き。したがって、洋風のレザーボンデージが大好き。じゃ、ヨーロッパや北米の雑誌にすればいいじゃない……、と思うでしょ。ところが、どうも西洋の方々の体型はあまり好きになれない〝Y〟。どうしても、東アジア系の、それも細身の体型が好きで、そこにレザーボンデージを施したくなる。だからやはり日本の雑誌が好き。
で、上記の2誌ともレザーボンデージを取り上げて素敵な写真を見せてくれて大好きだったけど、100%自分の好み通りかと言えば、残念ながらそうではなかった。それは仕方ないよね。十人十色。100人読者がいたとしたら、100通りの好みがあるわけだから、ドンピシャになるはずがない。でも、もちろん、他の雑誌と比べればピカイチだったんだけどね。
でも、そう思い始めたら、そう、色々と気になるよね。
たとえば、目の前に革のウエスト拘束具をつけられた女性のグラビアがあったとするよ。とっても素敵なモデルさん。いいなぁ…とうっとりとして眺める。
ああ、でも、ボールギャグをしていないのが惜しい!となるわけ。あるいは、手足枷をしていないのが惜しい!とか。あるいは、ボールギャグをしていても、ボール部分が好きな色でなくて残念!とか……。
そういう自分の好みを100%反映させたグラビアを見たい!!!という気持ちになるんだよ。ヘンタイって、ワガママで困ったものだね(笑)。
でも、それは現実にはないものねだり。じゃ、あきらめる?
いや……。一つだけ方法がある。
そう、自分で撮ればいいんだ!となったんだ。
でも、そこで一番大切なのはモデル。そう、まずは自分が100%満足できるモデルを見つけないといけない。これが一番のハードル。おそらく一生、このハードルは越えられないという人も大勢いると思う。
そういう意味で〝Y〟はとてもラッキーだった。だってブログを始めて4年目に〝ゆえ〟という〝Y〟にとってまさに「理想」と言える姿をしたM女と出会ったから。もちろん、内面も理想の女性だったのは言うまでもない。あ、お惚気だね…(笑)
さらに言えば、ブログではSMに関する知識を備忘録のように書き留めておいたり、自分の体験を記事にすることも出来る。
かつて革の拘束は日本のSMの中ではかなりニッチな分野だった(今もそうかも)。だから知りたい情報が雑誌ではなかなか得られなかった。どのお店にいけば欲しい製品が手に入るのか、あるいは、写真で見たことのある道具、何という名前か…。上記二誌はかなりの部分で答えて善戦してくれていたけど。
でも、今、それを自分が記事にしてブログで公開することで、他の同じ趣味を持つ方に情報提供できる。そう、雑誌の役割をわずかでも自分が担うことができるのかも。しかもタイムラグがなく、すぐに情報が伝わる。
ブログで〝ゆえ〟の写真を掲載したり、記事を書いたりするたびに、自分のSM雑誌&グラビアを持ちたいと思った夢がほんの少しだけかなったように思うことがあるよ。そして、それを楽しんで下さる方々がいらっしゃることにも感謝している。読者のみなさん、ありがとう!
ただし、相変わらず誤字脱字が多かったりするのはゴメンね。やっぱりどうしてもプロがお仕事として作る雑誌には質量ともに遙かに及ばないよね。そもそも雑誌って、プロが膨大な時間と血のにじむような努力を費やして作っているから、やっぱり凄いんだよ。それと自分のブログを比較なんて、やっぱりおこがましかったね!失礼しました!