「がんばる」奴隷を持つご主人様
バックでの挿入も長時間頑張る〝ゆえ〟
ご主人様も終始征服欲が満たされて嬉しい
ある日、ご主人様である〝Y〟は奴隷の〝ゆえ〟にこう言ったんだ。
「おい、ご主人様のおちんぽ様の挿入の時に、痛みを感じる場合はちゃんと言えよ」
この日、性器を外から見ていると、まだ十分に濡れていないように見えたため、挿入直前の一言だった。
直後、奴隷の答えにハッとしたご主人様だったよ。
「ご主人様、〝ゆえ〟は痛みには強いですし、耐えることができますので、痛いと申し上げるのは……、難しいです」
そうだった。〝ゆえ〟は奴隷だった!
つきあいが長くなり、お互いに色々な事を知ってくると、段々と関係は恋人や夫婦のようにもなってくる。それは決して悪い事じゃない。時にはふざけ合ったりもする。
なにせ、他に類を見ない、唯一無二の関係を標榜する我々。「ムニムニ関係」とも呼んでいる。
でも、我々のスタートラインであり、キホンはやはりSMの主従関係。
〝ゆえ〟はご主人様の責めに耐える、痛みにも耐えるのが奴隷としての王道だという意識を持っている。
でも、親しさのあまり〝Y〟はふと、それを飛び越えてしまうことがある。
今回もそうだったかも。でも、奴隷のその言葉で我に返った。
「うん。そうだったな。ただ、俺が挿入で徹底した快楽責めをしたいときに痛みは無用。そのときには遠慮無く痛みがあれば言え。それは避けて、おまえにはイヤというほど快楽だけを与え続けて責めたいから」
と答える。
そうだよね。〝ゆえ〟はマゾ奴隷。そして、〝Y〟はサディスト。
〝ゆえ〟にとってはご主人様の命令を100%受け止めて、そして、痛みに、責めに耐えること。
そして、それを成し遂げたとき、ご主人様が「〝ゆえ〟、よく頑張った」と褒める。
これが〝ゆえ〟にとっては至福のひとときであり、生きがい。
〝Y〟にとっては〝ゆえ〟に難しい課題を与えたり、痛みや、耐えられないくらいの快楽(快楽も大きくなると苦しい)を与える。そして〝ゆえ〟が苦しみ、泣き叫び、絶叫し、最後に果てる姿を見るのが至福のひととき。
さらに、苦しみに耐え、乗り越えるのを見るときには、別の意味での悦びがあるし、奴隷の成長を見るような、育て親、マスターとしての生きがいを感じる。
「痛かったら言え」という〝Y〟の発言に対して「〝ゆえ〟は奴隷なので…」という答えは、奴隷としての分をしっかりとわきまえた発言だったね。
一本とられちゃったよ。(^^)
とはいえ皆さん、無理は禁物。奴隷さんとのコミュニケーションは日頃からしっかりと取ることがまず大原則だからね!釈迦に説法だったらごめんなさい!(^^;)