革具の話~09 アームバインダー(アームザック)は欲しい!
このところ二人の定番となっているグッズ
明けましておめでとうございます!
2017年、みなさんのボンデージ&SMライフが実り豊かな年になりますように。
今年も当ブログでは〝Y〟と〝ゆえ〟の様々なプレイや、プレイを通して考えた事などを紹介していくね。
昨年は〝Y〟にとって〝ゆえ〟と出会うという衝撃的な出来事があった。いままでの人生で生きてきて最高の出来事の一つ。そして、今年はその関係をどう発展させていくのか…、本当に楽しみだよ。
さて、今回のテーマは〝Y〟にとっての原点、革具、そして、その中でも、ボンデージの象徴的な道具であるアームバインダーのお話し。
革ボンデージ、発祥の地であるヨーロッパ、そしてアメリカのビデオや写真などを見ていて、よく登場するのがこのアームバインダー。アームザックという名称でも知られている。
両手を上腕から背後で拘束してしまうので、女性の上半身の動きは完全に拘束されてしまう。手枷などと比べると拘束感は容赦ないよ。さらに、足も拘束していれば、まず、確実に全身の動きを封じてしまう。しかも、普段の人間の動きにはない、無理な姿勢でのタイトな拘束なので、腕も長時間するとしびれてくる。くれぐれも相手の状態をみて、無理をしないようにね。
アームバインダーの先は大抵リングがついている。そこから縄で上に引っ張り上げてもいいし、あるいは、うつ伏せにし、そこから全頭マスクの上部に結びつけて海老反りにさせるも良し。いろんな責め方で遊べる。ボンデージ好きのS男性にとっては絶対に一つ持っておきたいもの。
で、このアームバインダー、日本のメーカーも作っているよ。たとえば目白のアールでは「アームレス」という名称で売られている。値段は33,000円。エピキュリアンではアームザックという名称で、11,000円。
ただ、両者を見て思うのは、腕の拘束という点では確かに、立派な商品なのだけど、アームバインダーの魅力を伝え切れていない気がするんだ。
それはね、どちらもカタログ写真を見ると、腕は拘束されるけど、デザインがやや大ぶりで、ぴたっと腕を締め上げないんだ。安全上の理由かもしれない。
でも、欧米の製品の写真をみると、見事に腕の形にフィットして、シワ一つ無い、美しいまでのタイトな拘束感。まるで二の腕が縫合手術で一つになってしまったかの如く。しかも鳥の手羽先のような形に変形。この加虐感ははんぱない!
で、こうした製品、海外サイトで購入しようとすると、少し敷居が…。例えば、オーストラリアのRestrictedSenses の製品。これは本当に美しい!
https://www.etsy.com/jp/listing/210905870/bondage-leather-armbinder-lacing-custom
値段は3万円程度。ただ相当タイトなので、着せる人の体がしなやかでないと難しそう。そして、何より、サイズがオーダー受注なので、製作者と事前にやり取りをしなければならないようだね。でも、Minaさんとおっしゃる日本人女性が作っていらっしゃるので、もしかしたらやりとりは日本語でも大丈夫かも。いつかはこの製品を買ってみたいね。
でも、とりあえず、安価でお試しとして安い製品を買うのは一つの手だと思ったんだ。実際、日本のサイトでも安価な商品を売っている。ただ、残念なことに耐久性を考えると、バツ。たとえば何年か前に「ソサ*テ*」というブランドのを購入したことがあるけど、2度目の装着で、バンドがちぎれちゃった。やっぱり、こうした製品は大きな負荷がかかるから頑丈でないと…。安い製品で評判の良いものはないかなぁ…。
奴隷の〝ゆえ〟を簡単に
ある日、中国サイトのAliExessを見ていたら、気になるアームバインダーが数種類。値段は日本円にすれば1,500円くらいから3,000円位まで!さすがにAlibabaのサイト、安い。
中国サイトというのがちょっとだけ気になるけど、一応、クレジット決済は使い捨ての「Vprica」を使えば、さほどセキュリティは気にしなくていいし…、と思案。
各ページの説明を見ると、それぞれレビューが載っている。それを読んでみると…。
良い点、悪い点、レビューされている。そして製品によっては良い評価がほとんどないものもあれば、別の製品はかなりの高評価。その中でも一番評価の高いアームバインダーに注目。
悪い点。サイズがアジア人向けなのか小さくて、入らなかったというアメリカやヨーロッパのユーザーが複数。一方で、作りがしっかりしていて良いというレビューも複数。中には「値段から考えると信じられない良い造り」との評価も。まとめると、サイズは小さめだが、作りはしっかりしているという評価になりそう。
サイズの小ささは、おそらく、白人サイズには…ということ。そして〝ゆえ〟は細身。うん、これは大丈夫な可能性が高い。17ドルちょっと。
だったら、この値段。ダメ元で買ってみても良いね…。
ということでポチ!
1週間ほどで届いた製品、袋を開けてみると、確かに意外としっかりした造り。
これが本当に日本円にして2,000円程度?驚いたよ。
ということで、〝ゆえ〟のとプレイの日、取り出して装着したら…。
素晴らしい!確かにフェイクレザーだし、厚みもそれほどはない。でも裁縫は比較的しっかりとしている。そして、デザインが良いね。中国の製品、ヒドイものも多いけど、良いモノは良いね!決して長持ちする製品ではないだろうけど、しばらくは楽しめそう!
装着した姿は欧米のビデオで見るアームバインダーに匹敵。腕を完全拘束された〝ゆえ〟、こんな感想を漏らしていた。「肉だるまみたいですぅ!」
肉だるま、ご存じの方も多いでしょ。かつて都市伝説のように伝わった話。日本人の若い女性がアジアの某国で行方不明に。その後ある国で発見されたときには見るも無惨な姿に。手足を切断されて、ベッドの上に置かれ、生きたまま男たちの慰めものになっていたという…。
桃山ジロウ「監禁凌辱」(松文館)より
あるいは桃山ジロウのコミック「監禁凌辱」に登場する肉ダルマ装置。女性が箱状の機械に入れられて手足を拘束。完全に動けない形で、栄養と排泄だけ保証される。あとは、1日24時間ひたすら性の快楽だけを与え続けられる…。
そんな妄想を手軽にプレイ中に装着されたM女性もできてしまうアームバインダー。
みなさんもぜひ一つ!