30年前のアルファインを覗いてみる

2021年9月12日


有名な「宇宙遊泳」に拘束された〝ゆえ〟
201号室「隠し砦」にて

アルファイン(古い世代にはアルファーインと長音を入れた方がしっくりくるかも)、東麻布にある世界で唯一無二のSM専用ホテル。いわば「聖地」のような場所。40年以上にもわたり、日本のSM界を支えてきた。

このブログでは、〝ゆえ〟とともに全室制覇して、その施設や設備の素晴らしさを書いてきたよね(以下のURLからどうぞ)。
https://bondagelife.blog.fc2.com/blog-entry-155.html

さて、この外出のままならないご時世、自宅に籠もって色々と片付けをしていたら、30年くらい前の雑誌記事が出てきたよ。

月刊雑誌、「マニア倶楽部」(三和出版)の記事。表記されている東京の電話番号の桁数から、1991年以前のものであることがわかる(91年に東京03地域の電話番号、桁数が1つ増えたんだ…一部の地域ではそれより少し早く増えていたけど)。

「『アルファ・イン』全室徹底紹介」というタイトル(当時は名称に中点が入っていたんだね)。

ほぉ!と思わず片付けの手を止めて読みふけってしまった。おそらく皆さんも興味あるでしょ。

まず部屋数は現在と変わらず26室。1979年のオープン時も26室あったそうだから、部屋数、間取りはオープン時からずっと変わっていない、つまり完成していたと言えるね。

しかし、部屋の名前はいくつか現在と異なるものが。

302号室「荒療治」(現在は「晒し便座」)
402号室「晒し責め」(現在は「排泄学園」)
405号室「千姫褥」(現在は「定期検診」)
502号室「吊り縛り」(現在は「拷縛便器」)
505号室「縄化粧」(現在は「萬華鏡」)
602号室「女王乱れ鞭」(現在は「羞恥破壊」)

という具合。

さらに一部の部屋のみ小さく写真が掲載されているのだけど、驚いたのは101号室「火の鳥」のベッドが鳥カゴベッドになっていたこと、103号室には独特の形状の診察椅子があったこと、601号室の晒しトイレには背もたれがあったこと、そして、602号室は女王様が座るイスが舞台のような一角上に設けられていたことなどなど。

色々な変化を知ることができる。

さらに、お部屋の設置器具の案内を見てみると、現在は101号室にだけある透明なボウル型湯船(「ラーメン風呂」と呼ぶこともこの記事で知ったよ)が204号室、401号室、501号室の3部屋にあったことなど。特に204号室の「淫ら天使」にあったというのは、きっとイメージや雰囲気的にはとても良く合ったのではないかと〝ゆえ〟も想像して楽しそうだったよ。

記されている料金を見てみると、現在の料金はこの30年間でだいたい1.3倍~1.5倍程度に増加しているんだね。でも、これ、コーヒー1杯の価格、理髪店の料金、大卒初任給の同じ期間の変化とほぼ同じ。というわけで、価格も時代を反映していると言えそうだ。

以下、クリックすると別の窓で開くよ


三和出版刊「マニア倶楽部」より
(出版年月日は不明)

この記事の中にマナーの事が書かれていたけれど、これは今も同じ。吊りでのケガは今も昔も変わらず気をつけなければならないけど、今では新しい問題も。

例えば、ラバープレイなどで使われるシリコンオイル。これは床に付着すると拭いても簡単には取れないし、床が滑って危険。アルファインさんも最初は注意するように呼びかけていたけど、結局、マナーを守らない方が多かったのか、使用禁止になってしまった。

というわけでホテルを利用する際には、くれぐれも、後で使う方のために、そして清掃スタッフの皆さんに迷惑をかけないように使う事が大事。世界に唯一の貴重なホテル、SMファンには「至宝」と言っても大げさではないくらいの施設だから、大切に使っていきたいものだね。

そして、緊急事態宣言の中、アルファインも一時的に休館中。できるだけ早く状況が収まって、営業再開の告知が公式ツイッターで流れる日を〝ゆえ〟とともに心待ちにしているよ。

アルファイン、全室の記事一覧は以下のURLをクリックしてね。
https://bondagelife.blog.fc2.com/blog-entry-155.html