〝ゆえ〟の小窓~27 忘れっぽい奴隷の話
こうして拘束され、快楽責めを
受ける〝ゆえ〟に、ご主人様は
ゆっくりと語りかけ、諭す!
愛奴が綴るモノローグ、今回はタイトル通りのお話!
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ご主人様のご命令は、全て受け入れるのが奴隷の役目です。
ゆえも分かっているのですが、
たまに【つもり】になり、
いつの間にか【忘れて受け入れてない】状況になっている時も。
ご主人様は、会話の時は大変にお優しい方なので、そんな忘れん坊なゆえに、何度も繰り返し優しく正してくださいます。
特に忘れがちなのは
「ご主人様のお側にずっと居る」
というご命令。
ゆえの個人的判断(奴隷として相応しくないのでは…といった気持ちから派生します)で
「ずっとお側に居る自信がありません」と、不意にお返事してしまうのです。
そうすると、ご主人様の微細な表情の変化(少し悲しげな目になられるのです)に気付いてしまい、、
あっ、しまったぁ…ご主人様の表情を曇らせてしまった…
と思い、アセアセしながら、どのようにしたらご気分を上げて差し上げられるのか、、と空回り。
そんなふうに小賢しい態度よりも、
ご主人様からすると、ゆえ自身が自信を持って
「ずっとお側にいさせていただきますッ」
と図々しい位にハッキリお返事出来るのが100点満点みたいですが…。
本当に……難しいですぅ。
おしまい
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最初の頃はちょいとビックリしたものの、最近はご主人様もそんな〝ゆえ〟の思考回路を熟知しているのであまり驚かない。
でも、忘れているとそのたびに鞭が飛ぶぞ~!
いつの日にか、反射的に「お側にずっと居ます」と自信を持って返事をしてくれるようになるといいな。