従者がSMプレイに恐怖を感じるときには……


アルファイン505号室「萬華鏡」で

十字架拘束されたまま呼吸責めの
道具を装着させられる

SMというのは時に過酷な行為になることがあるよね。

キツイ責め、痛みを感じる責め、苦しい責めなど、とにかく身体にも精神にも負担がかかることが多いのがSMプレイ。それがプレイの醍醐味ではあるのだけど。

ただ、一つだけこれはNGというのが我々にはある。

それは「恐怖を感じる責め」。

これだけは避けたい。

もちろん、これがお好きな方もいらっしゃるだろうし、両者合意の上であれば良いとは思う。

ただ、〝Y〟と〝ゆえ〟の場合はNG。

というのも恐怖はパニックを誘発するから。

パニックとなれば、快楽を味わうどころじゃなくなるし、正常な判断もできなくなり、何が起きるかわからない。

そして、気をつけなければいけないのは、その日の状態によって普段は恐怖を感じないプレイでも恐怖を感じるようになることもあるということ。

だから、その辺は必ずお互いに確認をとるコミュニケーションが必要だと思う。

我々のプレイでも、先日こんなことがあった。

その日は久しぶりの呼吸責めを予定していた。〝ゆえ〟を十字架に拘束し、呼吸器面体を被せ、そのホースの先にバブラーボトルを取り付ける。中には水。そうすると呼吸をするのにある程度力を入れないとできなくなるという仕組み。以前も何度か登場したよね。気をつけなければいけないのは、この責めは「呼吸」という生命維持に欠かせない行為を人為的にコントロールするということ。一歩間違えると命の危険がある。

だから相当慎重にプレイをする必要が。

そして事前のコミュニケーションが欠かせない。

ご主人様、もしかしたら、久しぶりなので呼吸責めがちょっと怖い気がします

大切な一言!

そこで、最初はボトルを取り付けず、そして、拘束もゆるく軽いまま慣らし運転をしようと提案する。〝ゆえ〟もそれが良いと同意。

約5分の慣らし運転としての快楽責めをして休憩してみると、「どうやら大丈夫みたいです!」と〝ゆえ〟の一言。

この日は久しぶりのニーハイブーツを履いていたこともあり、その10cm以上の長さがある細いピンヒールで立って拘束されるということも恐怖感を増幅させたらしい。

が、慣らし運転で大丈夫だという確認ができた〝ゆえ〟。そして〝Y〟もプレイができると判断。


呼吸を制限された苦しみの中でも

快楽地獄に堕ちていく〝ゆえ〟

そこで、拘束をいつも通りキツくし、そしてボトルを取り付けて本格的な責めに入った。

でも、最初に恐怖を感じていたようだから油断はできない。いざとなればすぐに拘束を解けるようにと常に注意しながら。

結果、十二分に責めを楽しむことができたよ。

快楽地獄の末、立てなくなった〝ゆえ〟を抱きかかえてベッドに運び、一安心!そして大満足。

こういうことはとても大切だと思うし、少しでも「怖いかな……」と思うことがあれば事前に奴隷からご主人様に言えるように、そうした関係作りは大切だと思うよ。

みなさんも、SMプレイではどうぞご安全に!

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